工場内の大型コンプレッサーを防音する~低周波対策には「一人静タイプL」
製造部2です。連週の台風のあとの急な寒さの襲来。気候の変化に振り回される日が続いています。
本日の記事は工場内の大型コンプレッサー用の防音ボックスのご紹介です。
低音対策用に吸音パネルは「一人静タイプL」を選定
今回はパネルに「一人静タイプL」を使用し、防音ボックスの製作を致しました。タイプLは通常のタイプに比べ低い音への防音性能が秀でており、大型の機械を囲う場合や低音対策の防音壁としての利用が可能な製品です。
また、工業用の大型のボイラ、コンプレッサ、ブロア、発電機など、「低周波」と呼ばれるとても低い音の対策にもご利用できます。低周波のような特殊な騒音は、人それぞれによって音の感じ方が違うため、一般的に対策が困難な場合が多々あります。大きな費用をかけて防音対策を施したのに思ったような効果が得られなかった、という残念なケースもあるそうです。
パネルの貸出サービスで購入前に効果を検証できます
弊社ではそういった事態を未然に防ぐため、パネルの貸出サービスを行っております。厳密に言えば、現場の環境、音源、音を防ぎたい対象などによって騒音への対策方法は異なってきますが、レンタルパネルをコの字型やL字型に設置したり、あるいは衝立のように1枚置くだけでも防音効果を感じることができますので、購入前に効果を確かめたい方は是非ご利用をご検討下さい。
※防音パネルのレンタルは有償のサービスとなります。恐れ入りますが、ご利用をご検討されている方はお問い合わせフォームよりお見積もり依頼を送付頂くようお願い致します。
ドライバー一本で組み立てが可能
さて、話を元に戻しまして、今回のコンプレッサー用の防音ボックスの特徴を簡単にご説明させて頂きます。
仕様としては下記になります。
- 配管と通すための開口
- 定期メンテナンス用の観音扉及び開閉可能な蓋の中の様子が見ることができる小窓
組立はパネルと角枠材をビス留めにて行い、ドライバー1本あれば組み立て可能なように設計されております。男性2人で1~2時間程度で設置可能なので、余計な施工費や工費を削減することができます。
音源の種類によって数値は多少前後致しますが、社内の防音テストでは100dBの機械音が75dB程度まで低減することができました。音が10dB低減すると体感では半分になったと感じるそうなので、今回のケースではおよそ4分の1程度まで音が抑えられたことになります。
過去にも類似した形状の大型の工業用機械用に防音ボックスを納品しており、その防音効果の高さにご高評頂いております。
機械音にお悩みの方、工場内の環境改善にお悩みの方は、是非お問い合わせ下さい。