サイレンサーを側面に取り付けた『粉砕機用防音ボックス』の製作と扉の固定方法について
製造3号です。
最近は防音パネル納品も多いですが、加工して組み立てる案件に関しては、初めて導入する加工も多いです。初めて取り組む加工に関しては、ちゃんと完成できるのか不安になりますが、無事完成させることが出来てきており安心しています。
新しい加工としては、パネルにサイレンサーを取り付けたものになります。今までの加工では天板に取り付けることや、直接取り付けを行う加工はありましたが、防音ボックス(防音室)の側面に付ける加工は初めてでした。側面パネルの開口に合わせ貫通穴を開け、サイレンサーにはインサートを取り付けビスで固定できる仕様です。
サイレンサーを開口に取り付けることで、開口から出る音・開口から入ってくる音が小さくなります。サイレンサーがあれば音が低減出来て便利ですが、防音ボックスや防音室の開口の場合何かの意味があり開いているケースが多いです。特に粉砕機のような機械には開口(投入口)が必須で、投入口がないとものを入れることが出来ませんし、サイレンサーを取り付けてしまうと開口部分が埋められてしまうため、ものを入れづらくなってしまいます。
今回の仕様では、サイレンサー上部が開くようになっています。この部分が開くことにより通常のサイレンサーでは入れることが難しい投入口の防音が可能です。その他にもサイレンサーではなく、扉などを取り付けることも可能なのでその点は打ち合わせの際ご相談ください。
扉にもいろいろあり、片開きのドアや観音扉、スライドドアなどがあります。その中で扉を固定する方法についてもご紹介します。片開き扉の場合、「パチン錠」を利用して固定する方法と「ロック用ハンドル」を利用して固定する方法があります。パチン錠を利用する方法の場合、取手と組み合わせています。取手は普段利用しているものがありますが、ご希望があれば変更も可能です(お好みの取手が取り付けられるか確認が必要になります)。あまりスペースがない場合は埋め込み式の取手などもご利用が可能ですのでご相談ください。ロック用ハンドルは片手で扉のロック・解除が出来るので、パチン錠をパチンっと外す・つけるよりも簡単に開け閉めが出来るのではないかなと思います。
週明けには大型(高さ2000mm程度)のスライドドアの加工があるため、うまくいくかが心配ですが、完成次第ブログやメールマガジンでご紹介できるかと思います。