クリーンルーム内、遠心分離機用防音BOX~一人静タイプZで簡単施工
製造部②号です。
クリーンルーム内に設置されている遠心分離機モーター用の防音ボックスのご紹介です。
遠心分離機とは、回転する遠心力を利用して混ざっている状態にある固体と液体,液体と液体などを分離する機械のことです。
基本的な構造は家庭にある洗濯機用の脱水機と同じで、回転する容器とそれを囲うケースからなります。
内部では強大な遠心力が発生しており、工場内では大きな騒音源として作業環境などに影響を及ぼします。
また、遠心分離機は、都道府県によっては条例などで騒音規制の対象となる「特定施設」に指定されていることもあります。
今回はクリーンルーム内での防音対策ということで、「一人静タイプZ」を使用した防音カバーを作製致しました。
一般的な吸音材であるウレタンやグラスウールは発塵性の問題でクリーンルーム等への使用ができません。
しかし、弊社のタイプZは独自のフィルム加工により発塵が押えられる防音パネルで、クリーンルームや食品工場などといった場所での防音にはもってこいの製品となっています。
タイプZの更なるメリットとして、耐水性が挙げられます。
フィルム加工の恩恵で、吸音層に水が入りにくくなっており、常時水が発生しているような環境でも吸音効果を落とさずに長期の間防音パネルとしてご利用が可能です。
防音カバーはドライバー1本あれば設置が可能で、順番にパネルと枠材をビス留めしていくだけなので施工は非常に簡単です。
分離機に備え付けられている太めの配線も、画像のように分割式パネルで対応。
機械によって形状は様々ですが、弊社ではそれぞれの機械にあったサイズ、仕様の防音ボックスを手がけております。
騒音に関するお悩みをお持ちの方、まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。