6月3日 プロ野球「巨人」対「オリックス」戦を観戦+ドームにまつわる音のお話
製造部②号です。
先日、数年ぶりにプロ野球を見に行ってきました!
たまたま交流戦シーズンということで、東京ドームで巨人対オリックスというカードでした。
結果はオリックスが5-4で巨人に勝利。
初回にオリックスが4点一気に入れたり巨人の村田選手の満塁ホームランが出たりと、見どころの多い試合でした。
これで巨人は9連敗、先日記録を更新して11年ぶりの10連敗となったようです、果たしてこの長い泥沼からはいつ抜けられるのでしょうか。
というわけで、今日はいわゆるドーム会場の音響にまつわるお話をしたいと思います。
国内or海外の有名アーティストのライブはキャパの関係もあり、ドームやアリーナなどの大きな会場で行われることが多いです。
大きな会場ほど遠くに音を届けるためにより大音量を出すのですが、それによって壁から反響する音も比例して大きくなるのが実態です。
広い会場ではスピーカーからの距離が遠かったり近かったりするので、スピーカーと距離によって時間差をわざと作って反響を防ぐなどの工夫がされているようですが、それでも天井へ抜ける音の反響等の影響は受けてしまいます。
小~中規模のライブハウスや劇場型の音楽施設は壁に吸音材が設置されており、反響の問題も出にくいのですが、ドームはそもそもの作りとして音楽を聞くために作られているわけではありませんので、こういった問題が起こるのも仕方のないことかもしれません。
私も学生の頃はライブ会場によく足を運んだのですが、ライブハウスのそれとドームのそれでは素人耳にも音質に歴然の差があることがわかります。
ビッグネームのアーティスト(特に年単位でしか来日しない海外アーティスト)はでできるだけたくさんの人を集めたいという運営側の気持ちも分かりますが、いい音楽をいい音質で楽しみたいという視聴者側の気持ちを汲んで欲しいというのが本音です。
最近ではスピーカー開発の進歩により、音が立体的に広がらず水平方向に進んでいくことで反響を少なくする「ラインアレイスピーカー」なるものも普及してきているようです。
技術の進歩が人の役に立つのを目の当たりにすると素直に「凄いな」と思う反面、自分も製造技術部としても何かできないかなという気持ちにさせられます。お客様に「凄いな」と言って頂ける製品をお届けできるよう、私も日々研鑽を積んでいきたいと思います。