食品工場、クリーンルーム向け日本ブッシュ㈱製真空ポンプの騒音対策@厚木
こんにちは、ソリューション事業部です。今回は食品工場様の騒音対策を行いましたのでご紹介させていただきます。
今回は食品工場内に設置した真空ポンプの防音BOXを納品させていただきました。真空ポンプは製造した食品を缶詰やパウチに入れる際に使用するため、多くの工場で使用されております。反面、床がコンクリートや金属製の機械が多く設置しているため、音が発生すると反響してしまい騒音問題となります。食品工場様では、衛生面の観点からクリーンルームを設置しており、異物混入を防ぐため防音材で多用されているウレタンスポンジや繊維状のグラスウールの使用を避ける傾向にあります。そのため、家電や車の製造会社と違い大掛かりな騒音対策ができない、という問題も抱えております。
クリーンルームでもクラス・グレードがありますので、その内容に合わせて当社の防音パネルを提案しております。今回は食品工場でも使用可能な一人静タイプAにて防音BOXを製作しました。今回の場合、真空ポンプの配管処理などの対応が多いため、工場で仮組した上でバラして納品をしました。設置前は82db(犬が鳴いているぐらいの大きさ)でしたが、設置後は62db、とほぼ話し声程度の大きさになりました。
ドライバー1本で組み立て・解体・移設ができますので、設置後に配置換えを行うことも可能です。また、メンテナンスの頻度によっては簡易扉を設けたり、キャスターを付けることもできます。一般的な防音BOXは重量を増して遮音を行っておりますが、当社の場合は吸音効果を最大限に活用し、薄型軽量でも防音効果を発揮できる構造にしております。また、食品工場様以外のクリーンルームでもクラス4(日本規格)まで対応できる吸音パネルもありますので、クリーンルーム内の騒音でお困りでしたらお問い合わせよりご相談くださいませ。