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株式会社静科

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    一人静タイプA薄型~厚さ変更できる柔軟な防音材~

    弊社のアルミ製防音材は規格のサイズ以外に10mm~100mmの間で厚さが変更可能です。(特注になります。)

    厚さのが違うことでそれぞれ得意な周波数が変わります。低い音に対応するには厚さを増し、重量を増やすことで対応できます。弊社では一人静タイプL(厚さ66mm)があり、過去には特注で厚さ100mmのパネルを納品させて頂いたともあります。高い周波数の音であれば薄いパネルでも問題なく対応できます。高い音が発生し、設置にあまり幅がとることのできないような場合、10mmという薄さの吸遮音材は魅力的なのではないでしょうか。

    今回は、マンション屋外設置ポンプ騒音対策用に、一人静タイプA薄型の10mmパネルにて防音ボックスを作りました。100mmパネルは扱ったことがありますが、10mmの薄型パネルを扱うのは初めてだったので探り探りでしたがなんとか完成しました。

    高音の鳴る目覚まし時計を使い測定を行った結果、約90dB➝約65dBまで下がりました。約25dBの低減です。(※写真では正面に穴が2つ開いておりますが、測定は塞いでいる状態で行いました。)普段扱っている物よりかなり薄さを感じるのでこの数値には正直驚きでした。4KHz周辺がかなり落ちていました。

    弊社の製品は、他の吸音材よりもカバーできる周波数が広いですが、その中でも製品によって得意な周波数が違うので、お問い合わせの際はどのような音がしているのかがわかるとより良い製品をご紹介できるかと思います。

    防音材の厚さ比較

    一人静薄型の防音ボックス