基礎がない場所への防音壁施工事例@神奈川
こんにちは、ソリューション事業部です。今日は暖かくて絶好の施工日和でした。
今回は、防音壁を施工しましたのでご紹介させていただきます。通常、防音壁は風加重や強度を保つために基礎の上に設置しますが、今回は地面に設置するケースになります。土や砂利の場合、防音パネルを支える支柱の強度が取れないため設置はできません。しかし、一部条件が可能なら基礎を設けなくても設置できます。
今回ご相談いただいたのは、屋外に設置している排気ファンのそばに防音壁を立ててほしいとのことでした。設置環境は土で、騒音を低減させたい境界線にはブロック塀にフェンスがついている状態なため、防音壁全体の強度が取れません。しかし、工場の外壁と近い場所にあったので、工場外壁下方部の基礎から鋼材を伸ばし防音パネルを設置しました。こうすることで、必要な基礎工事を軽減させ全体のコスト、設置時間を抑えることができます。
男性2人にて鋼材の墨だしを行い、取り付け、完成まで約4時間ほどで完了できました。排気ファンの騒音対策の為、今回は防音パネルは一人静タイプAを使用しました。タイプAは高音域の吸音に優れているため、防音壁として用いることで回析が少なくなります。防音壁設置前は67dbだった騒音も、防音壁設置後で54dbとなり境界線の基準値を大きく下回ることができました。
賃貸の工場の場合は管理会社に取り付けが可能かご相談ください。また、壁にアンカーボルトを取り付けるため、基礎コンクリートでない場合は壁の構造を教えていただけますと幸いです。
写真のように、防音壁が設置しにくい箇所でも現場確認をし全体の施工内容を変更することで対策をとることが可能です。防音壁施工のご相談がありましたらお問い合わせよりお申し付けくださいませ。