騒音規制法について~区域区分で騒音規制値を調べる方法
製造部2号です。今回は「騒音規制法」についてお話させて頂きます。
騒音規制法とは?
「騒音規制法」とは、高度経済成長期に建設工事などが増えた際に施行された騒音に関する規制を定めた法律です。下記は、騒音規制法の目的となる第一条です。
○第一条 :この法律は、工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴つて発生する相当範囲にわたる騒音について必要な規制を行なうとともに、自動車騒音に係る許容限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。
騒音規制法
このように、工場や事業所で発生する騒音や、自動車が走行する際に発生する騒音などを規制する法律となっています。
実際の規制値は、工場や事業所の区域(居住地域、商業地域、工業地域など)や時間帯によって変わってきます。具体例として、弊社工場のある厚木市における騒音基準を見てみましょう(数値は敷地境界線上での測定値を指します)。
これだけではどこを見ていいかが分かにくいですね。区域区分を調べる必要がありそうです。
大抵の場合、検索エンジンで「○○市 用途地域」などと入力すれば、その市町村での区域区分を記すマップを見ることができます。例によって弊社工場のある厚木市を調べてみました。
検索した結果、弊社工場は準工業地域に当たるようです。先ほどのグラフに戻ると、区域は第3種にあたることが分かりました。つまり、敷地の境界線上で、昼間ならば65dB、朝・夕ならば60dB、夜間は50dBというのが、騒音規制法における、規制基準ということです。
これらの基準を守らない場合、法律や条令に基づいて指導が行われる可能性があります。更に指導を無視していると、警察に告発されて重い罰則に繋がる事も考えられます。そうなってしまう前に、対策をとりたいものです。
弊社では、騒音測定や対策商品のご提案なども行っておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。