気になる歩行音に~防振材・制振材『一人静 Grand』
製造部2号です。
以前の記事『「一人静」は1枚で吸音と遮音が可能な防音パネルです』で、「遮音」と「吸音」についてお話致しました。遮音、吸音は空気中を伝わる音に関する防音方法です。今回は、固体を伝わる音の防音方法についてお話させて頂きます。
固体を伝わる音を軽減するには「防振」「制振」による対策が必要となります。
◯防振とは
振動源と振動を受ける物体の間の振動伝達率を小さくすることを言います。
◯制振とは
固体の振動エネルギーを熱エネルギーなどに変換して固体表面の振動を小さくすることを言います。似たような意味で紛らわしいですが、簡単に言うと、
防振=モノからモノへ伝わる振動を小さくする方法
制振=モノのそれ自体の振動を小さくする方法
ということです。
日常の中に存在する「固体を伝わる音」には、洗濯機の音、トイレの排水音、台所の換気扇の音などがありますが、やはり多くの方が気になるのは「歩行」による衝撃音ではないでしょうか。集合住宅にお住まいの方は経験があるかと思いますが、何気なく歩いているだけの音が、意外と下の階に響いているものです。
そこでおすすめしたいのが一人静Grandです。床下、もしくは床上に置く事で、衝撃音を防振、制振する事ができます。
※床上に使用する場合はカーペットなどを敷いてご利用下さい。重量と制振力が増し、更なる効果が望めます。
余談ですが、私が子供の頃、ダンスダンスレ◯リューションという、床にあるマット状のコントローラーを踏み、擬似的にダンスをして遊ぶゲームが流行りました。当時は下の階に迷惑だからと母親に禁止されてしまいましたが、その時に一人静Grandがあれば思いっきり遊べたかもしれません・・・。