工場の騒音対策用防音壁@茨城県~軽量吸遮音パネル使用により安価で騒音規制基準をクリア
こんにちは、ソリューション事業部です。ここ数日涼しくなって、過ごしやすい連休になりそうですね。
さて、今回は『工場の防音壁の施工事例』をご紹介させていただきます。
吸遮音パネル『一人静タイプA』を使用した防音壁
上部写真は幅70m×高さ5mの防音壁になります。すべて『一人静タイプA』にて施工いたしました。工場の周辺に施設が建設されるため、工場で発生する音が、境界線付近で規制基準を下回る必要があります。それまで基準値を守っていたとしても、新たに病院や高齢者施設が建設される場合、境界線の基準は、さらに5db落とさなければいけない基準となっておりますので、注意が必要です。
防音壁を設置するとなると、基礎工事や設置個所が幅広いため、コストと時間が大いにかかることが想定できます。下記は、弊社による施工のメリットになります。
弊社施工によるメリット
①基礎コンクリート使用鉄骨の軽減
何気にコストがかかるのが基礎の整備です。地面が土であれば、穴を掘りコンクリートを流し込み鉄骨を設置します。コンクリートを流し込んで乾かすまで3日程度必要になります。基礎の高さは構造重量や風計算により決まっていきますので、使用パネルが軽量であれば軽減できる可能性があります。
②人工・重機使用の軽減
他社防音壁ですと㎡あたり20kg程度あるため、高さが出ると人工・重機が必要になります。重機の場合は1か月のリースの場合もあるので、防音壁が設置し終わっても費用が掛かっている計算になります。一人静タイプAなら8kg/㎡なので、他社製品の1/2程度の重さになります。運搬などの人工・重機の軽減に貢献できます。
③メンテナンスにかかるコストの軽減
初期費用が安いグラスウールをメインに使用するパネルの場合、風圧や湿気の影響で吸音性能が低下します。結果、設置個所によっては数年で取り換えの可能性もあります。また、コスト低減の為パンチングメタルや鉄板などが処理をされていなくて錆や腐食するケースもあります。そうなると構造自体に影響が出ますし、取り換えやメンテナンスに関わる時間・費用が発生します。
静科では、高速道路での使用実績や、屋外暴露にて10年以上の錆・腐食が起こっていない経過を確認しております。また、弊社パネルの大きな特徴である内部吸音材がハニカムに保護されていることで、膨張・伸縮が起こりにくい構造体になります。トータル的な負担の軽減をお客様にご提供できます。
上記、コストメリット以外にも様々な提案が可能です。皆様のよりよい環境改善にご協力させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。