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株式会社静科

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    東京大学研究室内の実験器具の騒音対策~超音波専用の防音BOXを製作・納品

    大学の研究室に防音BOXを導入させて頂きました。

    こちらは、普段の実験で素材を洗浄するために超音波を発生させますが、発生音により実験やコミニケーションに弊害を及ぼすため導入を検討されました。超音波は甲高い音の為、難聴になってしまったり微振動により実験に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

    用途に合わせてカスタマイズ

    実験器具の出し入れ・管理の為正面には透明な出し入れ口があり、実験中の様子が確認できるようにしております。さらに片開きになっていて、装置の出し入れができます。防音BOX設置前、設置後の騒音の数値は以下になります。

    騒音レベル低減値

    設置前 騒音レベル 95db → 設置後 70db

    95dbは身近な音ですと地下鉄の走行音に近いです。70dbは掃除機の稼働音程度になります。常時研究所内で地下鉄の走行音が聞こえている状態から、掃除機の稼働音レベルまで低減することができ、実験中でも話をしたりすることが可能となりました。参考までですが、通常の会話音が60~65db程度、静かな事務所が50~55db程度となります。

    設置後各周波数帯データー

    周波数(Hz)4005006308001K1.25K1.6k2k2.5k 3.15k4k
    音量(db)41.944.845.8 43.543.343.248.148.548.4 54.151.7
    周波数(Hz)5k6.3k8k10k12.5k16k20k
    音量(db)46.345.942.841.340.641.559.6

    騒音レベル(db)が音の大きさに対し、周波数(Hz)とは音の特質になります。今回の場合、4k(4000Hz)以上が目立っておりましたが、対策を行ったことにより全周波数帯で平均まで落とすことができました。人間の耳では20~20,000(20K)Hzまで聞こえることができ、10K以上が超音波と呼ばれております。年齢により聞こえにくくなる、モスキート音は20K以上になります。

    通常の実験時の状態
    実験器具
    片開きの扉
    実験器具取り出し用の扉
    正面に透明の扉を設置
    実験時用の扉