チラー上部のファンの騒音対策@東京~吸音パネルで屋根を設置
こんにちは、ソリューション事業部です。最近日差しが強いので目下サングラスを検討中です。ガラの悪い営業になりそうです。
先日とある東京都内の企業に設置されている室外機の防音対策の施工を行いました。通常はサイレンサーや防音壁などで室外機の対策を行いますが、今回は特殊なケースですのでご紹介いたします。
排熱も考慮し吸音パネルで屋根を設置
チラーの為真上にファンがついており、そこから稼働音が響いてしまいます。チラー真上に隣接している方の部屋があるため騒音が聞こえてしまう状態です。通常でしたらこのチラーの真上にサイレンサーを取り付けたいのですが、あまりにも隣接地が近いため、この方法では効果が薄い可能性があります。そのため、吸音パネルを屋根の様に設置し対策を行いました。
騒音レベルは15dbの低減に成功
小屋のように囲ってしまえば効果はもちろんありますが、排熱の影響でチラーに支障をきたす可能性があります。できうる限り性能と騒音のバランスを検討し対策を行いました。結果、76db前後の騒音レベルが61db程度に低減し、隣接地では58dbに低減しました。周囲の暗騒音(チラー以外の騒音)が55dbですのでほ暗騒音レベルまで低減したことになり、聞こえにくくなりました。
なお、弊社以外の企業にもいくつか騒音対策を提案をされたそうですが、現場を確認せず自社製品の押し付けや騒音計算だけの提案のみで、その他の提案がなかったそうです(例えば室外機の性能低下、メンテナンス性、消防法など)。この点で、現場確認後の本格検討を進めた弊社にご注文をいただけた形となりました。
現場確認を優先し、環境・状況に合わせ最適な騒音対策を提案いたします
お客様のご相談内容は同じ騒音でも、環境・状況によって対策が異なります。弊社では現場確認を優先し、お客様の環境を優先した提案や気づきにくい提案を行います。お悩みの方は是非ご相談くださいませ。