決算書の勉強会をおこないました
こんばんは、代表の高橋です。先々月の話になってしまいますが社員全員で前期決算書の内容確認を行いました。
弊社ぐらいの小さな会社でしたら決算書は私だけが把握していればいい場合が多いですが、あえて今年から社内での公開を始めております。また、過去の決算書も閲覧できるようにしております。数字だけでは各項目がわかりませんので、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の意味、販管費や各項目の見方を皆で照会しました。
企業の透明化が叫ばれていても上場企業でもない会社で決算書の公開は逆効果を生むかもしれません。なぜなら3期連続の増収増益とはいえ、思った以上に利益が出ていなかったという見方や、利益が出ているのに分配が少ない、といった不満を抱かせることもあります。透明化をしてもモチベーションを下げる結果を生みます。
しかし、私としては社員が現在やっている仕事・内容が結果を結んでいるかを見るいい機会になるかと思い今回公開に踏み切りました。結果として、経営理念に基づく行動が結果に結びついていることを認識してもらい、各部門、各人の今後の目標の設定を強化することができました。
決算書を私だけが見て、さらに成長しなければいけない、と思ってもおそらく気持ちは社員には伝わらなかったと思います。過剰に経費節約だけしても製品のサービスや性能を強化しなければ販売に効果がない、各人の見えにくい経費への認識が自分たちで実行していこうという行動に移っていく瞬間を感じました。
さて、もう少し先の話になりますが、今後はお取引いただいているお客様にも安心していただくためにWEB上でも公開を行っていきたいと思っております。皆様の安心と信頼こそが弊社が発展していく道なのです。