屋外ポンプ騒音対策用防音BOX@滋賀県~グラスウール製防音パネルと弊社製品の比較
こんにちは、ソリューション事業部です。先日屋外ポンプの騒音対策を行いましたので、ご紹介いたします。
ポンプが屋外に設置されているため、風雨に耐久性が必要な部分と、屋外でも長期的に使用できる防音パネルを検討され当社をご採用いただきました。また、メンテナンスも週1回のペースで行うようなので、1人で簡単に取り外しができる点も比較の検討としていただきました。
お客様はグラスウールで構成された防音パネルと比較されたようですが、以下の点で評価をいただきました。
①耐久性
グラスウール製は4~5年で風雨、雪の影響を受けることで内部の吸音材が固まったりして吸音効果が低減するそうです。弊社パネルの場合は、屋外暴露10年の結果、内部吸音材の膨張・伸縮、吸音効果低下がほぼみられませんでした。
②メンテナンス性
グラスウール製は表面をガラスクロスやパンチングメタルで止めているので、組み立て・解体の際に内部が飛散する可能性があるようです。
③重量
単純な重量比較ですが、弊社のが8kg/㎡、グラスウール製は12kg/㎡で、一人での解体・組み立ても楽にできるようです。
④付加価値
今回は弊社パネル 「一人静 タイプD」を採用いただきました。タイプDは防音パネルでは初めての放熱する機能を持っております。例えば、グラスウールなどの断熱材で熱がこもりやすい機械を囲むと、音対策には有効ですが熱がたまり機械の性能が低下します。その点、放熱性だと熱のこもりが軽減し、音と機械稼働に有効に働きます。しかも、放熱機能は電力を使わずに半永久的に効果を発揮します。
⑤防音効果
グラスウール製は仕様書では約10db、弊社は騒音源の測定を行った結果15dbの低減が可能との提案を致しました。結果、90db → 72db程度に低減できました。
⑥コスト
グラスウール製は施工費込みの価格でしたが、弊社は社内で組み立てお客様にて納品する方法をとったので約2/3程度に収まりました。
防音パネルも様々ありますが、コスト以外にも使用環境や長期的な面での検討を加えていただけますといい対策ができると思います。