騒音制御工学会セミナー -消音器ー@東京大学
騒音制御工学会のセミナーを受講いたしました。自社製品で騒音対策を行っていると、自分たちの情報と得意分野のみに偏りがちですので、常に最新の情報を入手したいと思っております。どの講義も非常に勉強になりましたが、今まであやふやな認識であった消音器の基礎知識を得られたことは大変良かったです。
消音器はダクトや排気口など、空気の出入りをしつつ騒音を低減させる対策です。グラスウールやロックウールなどの吸音材を充填して対策をとるやり方もありますが、一部の卓越した周波数を枝分かれしたパイプで低減するやり方もあります。今まで通過する流動音は吸音材による吸音効果でしか騒音低減ができないと思い込んでいましたが、吸音材がなくとも物理的な知識で騒音低減ができることがわかり、目から鱗でした。エルボー型の消音器も今では古いタイプだそうです。
徐々に弊社も若い人材も増えてきましたので、静科色がつく前の基礎知識をどんどん身につけていってもらいたいと思います。