粉砕機騒音対策@静岡~騒音測定の結果『一人静 タイプA』を選定し対策検討
粉砕機械の防音対策を依頼されましたので、事前の騒音調査を行いました。
粉砕機はコンプレッサーやモーターと違い、コンベアーや投入口がついている為、全体を囲う事が出来ません。従業員の導線や、モノの出し入れの作業性を考える必要があるため、現地での確認が必要になります。
粉砕機の場合、周波数が様々んです。重量のあるモノを砕く場合は低音が発生しますし。軽量のものを破砕する場合は中高音域が発生します。また、破砕したモノが移動する配管などでも音がしますので、粉砕機そのものだけなく、配管までの全体を考えます。
騒音測定の結果より最適な防音パネルを選定
測定の結果、中高音域が問題となっておりましたので、防音パネル 一人静 タイプAを用いつつ対策内容を検討します。
今回は、工場内の低減になりますので、85db以下を目標としております。しかし、実際に85dbは人が会話をしにくい音の大きさですので、70~75dbまでの低減を目指しております。一般の工場ですと70db程度で、会話をする・聞くにも問題のない大きさです。24時間稼働する工場なので、施工やメンテナンスも簡易に行える方法が必要になります。
測定と現場確認を行うことで、図面上では読み取れない新しい環境を提案できます。粉砕機やプレス機の騒音問題でお悩みでしたら、静科にご相談くださいませ。