圧延機のモータードライブシャフトの騒音対策@千葉~「一人静タイプL薄型」を採用した小窓・小扉付きの防音カバーを製作
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日FIGHT&MOSHというフェスに参加してきました。出演アーティスト4組のうち目当ては10-FEET、ROTTENGRAFFTYでしたが、残りの四星球、Fire EX.も実際に見たらファンになってしまうくらいいいバンドでした。いつもは前の方にもみくちゃにされに行くのですが、今回は後ろの方で静かめに観賞しました。これはこれで音楽をしっかり聴くことができるので違った良さがあるなと実感しました。
さて、今回は「圧延機のモータードライブシャフト向け防音カバー」のご紹介です。
工場内の騒音区分を一段階落とすため複数の騒音源をそれぞれ対策
本案件は、千葉県にあります、とある製造工場様からのお問い合わせで、工場内の騒音区分を一段階落としたいとのご相談でした。騒音測定をし、今後の方針についてお客様と協議した結果、複数ある騒音源を一つづつ対策していく方針となりました。今回はそのうちの一つ、圧延機のモータードライブシャフトの騒音対策になります。

モータードライブシャフト用防音カバー概要
- 一人静タイプL薄型(t41.5mm)使用 5面体防音カバー)
- 外寸:幅1,120mm×奥行1,370mm×高さ1,446mm
- 内寸:幅1,030mm×奥行1,280mm×高さ1,400mm
- 正面にのぞき窓付小扉取り付け 300mm×655mm
- 正面下部にのぞき窓+小扉取り付け
正面パネルに小扉二つと小窓を取り付け

ドライブシャフトの定期点検の際に目視が必要なメーターが3か所ありました。打ち合わせ段階では目視が出来れば問題ないとのことでしたので、小窓を3箇所設ける予定でしたが、後に協議した際、機械から出る黒煙で窓の内側が曇ってしまう恐れがあるとのことで、窓を内側から拭く目的で上部の2か所をまとめて一つの小窓付きの扉に変更いたしました。もう一か所については寸法の都合上、窓付の小扉にすることがかなわなかった為、小窓の下に小扉を設け、小扉を開けて小窓の内側にアクセスできるような構造にいたしました。
施工の日程はまだ先のため、設置後の効果については判明次第追記いたします。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は圧延機のモータードライブシャフト向け防音カバーについてのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて、様々ご提案をいたします。些細な相談でも問題ございませんので、騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽に騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。