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株式会社静科

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    粉砕機の騒音対策@愛知~密閉性の高い扉を採用した機械2台分の5面体防音カバーを製作

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    自分はゲームを、人並み以上には行うと自覚しており、学生時代の休日には、友達と1日中通話しながら過ごしていましたが、最近新作ゲームを購入した際に、半日ほどで集中力の限界が訪れて、段々と肉体的な部分以外が衰えてきていると感じております。

    余談はここまでにして。今回は「粉砕機用防音カバー」についてご紹介したいと思います。

    お客様の環境変更に合わせて防音対策のご依頼

    本案件は、お客様工場内の異なる場所で稼働している2つの粉砕機が、レイアウト変更に伴い、隣接することになり、以前から稼働音の対策を考えていたこともあった為、防音対策を行いたいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。

    できる限り対策前後で作業性が変わらない防音対策を検討

    本案件では、移設工事と合わせて防音カバーを取り付けたいとご要望があった為、移設前に現場確認を行わせて頂き、粉砕機の採寸と作業状況の確認を行わせて頂きました。現場確認では、防音カバー設置後に、既存の作業ができる限り変わりなく行う事ができるように、作業員さんにヒアリングを行いました。今回の粉砕機では、手動と機械搬入の2パターンで粉砕物を投入する為の扉、又は開口が必要。機械の点検を行う部分に大きめな扉が必要とのご要望を頂くことが出来ました。

    密閉性を高めることで、性能が損なわれにくい防音扉を製作

    ご要望に対して本案件では、点検箇所や粉砕物投入用に片扉や、両扉を設けました。投入用の扉には、扉を開口した状態で保持出来るように、トルク蝶番を採用し、トルクを調整することで、お客様が必要な位置にて、扉開口位置を変更することが可能になっております。また各扉の取手に密閉ハンドルを採用し、戸当り部分に発泡ゴム材の取付を行うことで、隙間を塞ぎつつ密閉性を高めることにより、開口を設けることで発生する防音性能の低下を、できる限り抑えた仕様となっております。

    機械に取り付けられたシグナルタワーが、防音カバー設置することで見えなくなる為、防音カバー天井にシグナルタワーを取り付けることが出来るように、配線孔を設けています。孔を切り欠いた場所は、吸音層の発泡樹脂材が剥き出しになる為、丸パイプを用いて端面の補強を行っております。

    防音カバー天井面

    防音カバー仕様

    • 使用パネル:一人静 タイプA
    • 全体サイズ:1,500mm x 2300mm H1,700mm
    • 製作期間:2週間
    • 防音カバー仕様:粉砕物投入口用開口、粉砕物投入口用扉、点検用扉

    今回は、「粉砕機用防音カバー」についてご紹介させていただきました。弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて防音対策をご提案を致します。些細なご相談からでも全く問題ありませんので、まずはご相談頂ければと存じます。騒音相談WEBツールより、ご気軽にお問い合わせください。