大型粉砕機の騒音対策@愛知~機械の出し入れ可能な大型扉を設置した防音カバーで労働環境を改善
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
最近暖かくなったり急に寒くなったりと季節の変わり目を感じます。そろそろお花見にでも行きたいと思っているので週末の天気が良くなることを願っています。
さて、今回は大型粉砕機用防音カバーのご紹介です。
労働環境改善目的での防音カバー設置
本案件は展示会にて弊社ブースを訪れて下さったお客様からのご依頼になります。粉砕機稼働音を抑えて労働環境を改善したいとのご依頼でした。お客様より共有していただいた粉砕機図面を基にご要望を取り入れた防音カバー図面を製作しました。組み立てはお客様の方で行ってくださるとのことでしたので加工したパネルを弊社で仮組をして試験したのち、分解して出荷いたしました。
一人静シリーズのパネルによる防音カバー及び防音ボックスにおいて、パネル同士の接続方法は基本的にビス留めとなっています。そのためドライバーさえ用意して頂ければ組立・解体が可能です。今回の場合は高さがあるので追加で脚立を用意できれば、2~3人程度で組み立てが可能な構造となります。
粉砕機用防音カバー概要

- 一人静タイプA(t37mm)使用 5面体防音カバー
- 外寸:幅2,500mm×奥行2,000mm×高さ2,500mm
- 内寸:幅2,420mm×奥行1,924mm×高さ2,462mm
- 正面、背面に両開き観音扉(扉サイズ1,600mm×2,300mm)
- 側面に配線出し用切り欠き一か所
大型扉にはキャスターを取り付け垂れを防止

粉砕機を丸ごと通せる扉にしてほしいとのことで、観音扉の開口サイズが幅1,600mm、高さ2,300mmと通常より大ぶりなサイズとなりました。パネルを支えるフレームがアルミ製という事もあり扉の重量が増すと側面がしなることで、数mm扉が垂れてしまうことがあるのですが、今回は扉下にキャスターを取り付けることにより扉の開閉がスムーズになるとともに、垂れ防止にもつなげることが出来ました。
今回は加工のみの案件となるため、設置後の効果についてはお客様より情報を頂き次第追記いたします。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は、大型粉砕機用防音カバーのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、仕様についてお悩みの場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて様々ご提案をいたします。具体的でなく些細なご相談でも全く問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。