粉砕機の騒音対策～「一人静タイプA」を採用したオーダーメイドの防音カバーにより15dBの低減に成功
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日中学校の同窓会が開催され、私も参加いたしました。会うのが15年ぶりの人が多く、立派な大人になったみんなを見てすごいなと思いつつ、自分もそうみられるよう堂々と生きていこうと決心しました。
さて、今回は「粉砕機用防音カバー」のご紹介です。
粉砕機用の防音カバーの場合、同じ型の粉砕機の騒音対策を行う場合でも、お客様によって運用方法が異なるため、全く同じ構造の防音カバーというのは、少なくとも私が担当した案件ではございません。そのため、毎度ヒアリングを重視し、ニーズに沿ったご提案ができるよう日々心掛けています。本案件では元図面はお客様の方で製作いただいたため、元図面を「一人静タイプA」仕様に置き換えて修正し製作いたしました。施工もお客様の方で実施とのことでした。
中高音～高音の吸遮音に特化した「一人静タイプA」を選定
使用しているパネルは弊社のベーシックモデルである「一人静タイプA」となります。こちらのパネルは中高音～高音の吸遮音が可能です。内部の4重構造により、同じ厚さ、重さの防音材に比べて高い吸音効果を持ち、屋内外問わず使用が可能です。
関連記事：いまさら聞けない『一人静シリーズ』の特徴について！その②～吸遮音パネルの構造
粉砕機用防音カバーの概要
- 「一人静タイプA」を使用した5面体
- 外寸：幅900mm×奥行900mm×高さ2038.5mm
- 内寸：幅860mm×奥行560mm×高さ2000mm
- 側面下部にちいさな観音扉
- 逆側面に窓付き片開の小扉
アクリル窓付扉により操作や点検を容易に
観音扉に加え、今回はアクリル窓付の扉も取付いたしました。これにより操作盤が外から視認でき、なおかつ操作が可能となります。弊社のパネルは加工が容易な為、ボタン操作が必要な箇所などに合わせて小窓を取り付けることが可能です。取り付ける窓もアクリルやポリカーボネイト、強化ガラスなど、お客様のご要望に応じて選定させて頂きます。
今回製作した防音カバー設置後、粉砕機騒音が、90dB→75dBと15dbの低減を確認できたとお客様よりご報告いただきました。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は、粉砕機用防音カバーについてのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。些細な相談で問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。
