リサイクルセンター屋外の粉砕機の騒音対策@静岡~敷地境界線の騒音規制対策として防音壁を施工
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
最近ポケットモンスタートレーディングカードゲームポケット、通称ポケポケというアプリで遊んでいます。ポケモンカードは今まで遊んだことが無かったのですが、アプリ版ではルールが簡略化されており既存のルールを知らずとも楽しめる仕様となっていたため楽しく遊んでいます。1/30から新パックが解禁し、しかも私の世代とも被っているDPシリーズの内容となっているため今後の展望に期待大です。
さて今回は「屋外防音壁の施工事例」のご紹介です。
リサイクルセンターの屋外に防音壁を設置
今回防音壁を施工した現場はとあるリサイクルセンターの屋外です。新設の屋外粉砕機を導入するにあたって敷地境界線の騒音規制対策として、弊社の防音パネルを採用してくださいました。元々現場の外壁として使用していたコンクリートを基礎として鉄骨を立て、弊社一人静パネルを取付いたしました。
- 一人静タイプA(t37mm)使用 L字型防音壁
- 幅18m×奥行2.5m×高さ2m
- 1000mm×2000mmパネル約22枚使用
コンクリートではなく吸音パネルを選定するメリット
コンクリートや鉛などは重量があり、高い遮音性を持っているため遮音性能は高く、防音パネルに比べてコストが安いです。しかし、吸音の観点で見るとコンクリートや鉛はほとんど吸音性能がないため、壁にぶつかった音は全反射し、回り込みの影響も大きいです。そのため、屋根のない外壁にコンクリートなどを使った場合、音が反射して発生する音(反響音)と音が壁を回り込んでくる音(回折音)が問題となります。
そこで吸音性能の高い防音材を防音壁として使うと、入射した音は熱エネルギーに変換され音として聞こえにくくなります。防音壁に吸音性能が必要なのは、このような反響音や回析音を軽減するためです。
耐候性・耐水性に優れた防音パネル
屋外で防音パネルを使用するにあたり注意点の一つとして、耐候性・耐水性があります。せっかく防音効果のある素材を用いて騒音対策をしたとしても、雨でぬれて性能が落ちてしまっては意味がありません。「一人静シリーズ」はアルミ材で構成されており、錆・腐食に強い点、水分を含んだとしても内部に溜まらず、自然に排出されるような構造になっている点、経年劣化しにくい点などから、屋外でも問題なく使用することができます。弊社工場で暴露試験を継続していますが、現在15年ほど経過し、アルミに多少傷が入っているものの性能に大きな変化は見られていません。以上のことから屋外、で防音素材を用いる場合は、耐候性・耐水性が大事な要素であるといえます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は屋外防音壁の施工事例についてのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて、様々ご提案をいたします。些細な相談でも問題ございませんので、騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽に騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。