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株式会社静科

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    屋外ブロワーの騒音対策~「一人静タイプL薄型」を使用した床無し5面体カバーを製作

    皆様こんにちは。製造部のズオンです。

    最近、寒くなってきましたね 。年末が近づいており、当社では完了させなければならない案件がたくさんあります 。私も含め社員一同、案件を期限までに完了するよう努めています 。

    さて、今回は「一人静タイプL薄型を用いた屋外のブロワーの騒音対策事例」のご紹介です。

    住宅地に近い工場屋外にあるブロワーの騒音対策

    お客様のリクエストは、ブロワーから放出される騒音を低減するためにカバーを作成することでした。工場は住宅地に近いため、許容騒音レベルは75dB以下となります。屋外に設置しているため、従来の「一人静タイプA」ではなく、「一人静タイプL薄型」を使用することにしました。ブロワ(Blower)は、気体にエネルギーを与えて圧力を上げ、速度を増加させて送り出す装置です。 製造設備やクリーンルームなどに利用される大型のブロワーや、各種機器や家電製品、パソコンなどに組み込まれる小型のブロワーがあり、いずれも送風や冷却、排気・換気に使われます。

    屋外ブロワー用床なし5面体防音カバー外観

    防音カバーの仕様詳細

    • 一人静タイプL薄型使用 床無し5面体カバー
    • 外寸:幅1,200mm×奥行1,560mm×高さ1,750mm
    • 内寸:幅1,110mm×奥行1,470mm×高さ1,705mm
    • 右側面:配管用開口,切欠き2か所
    • 背面切欠き1か所
    • 左面:取り外しパネル、取手付ける
    • 吸排気ファン及び防音フード各1台取付

    メンテナンス用の取手付きパネルや放熱用ファンを取り付け

    弊社ではブロワー用の防音ボックスやカバーの導入実績が豊富なため、難なく防音カバーを構築することができました。今回の防音カバーはサイズが比較的大きいため、各面は2枚のパネルから作成され、T字枠で固定されています。断熱効果はありますが、ブロワーからの放熱量が非常に大きいため、放熱量を減らすためにファンを増設することにしました。

    また、屋外で使用することもあり、天候の影響を直接受けますので、強度を確保するためにアンカで固定します。また、カバーの左側はメンテナンスや修理のために取り外す仕様ですが、地面から115cmの高さに固定されているため、設置作業が少し大変ではあったものの、無事に設置できました。

    今回の施工により、ノイズに対処するためのより多くの経験とソリューションが得られました。私たちは常にノイズに悩まされない製品を作るよう努めています。騒音に関するご不安やお悩みがございましたら、ご相談に応じますので、お気軽に騒音相談WEBツールより、お問い合わせください。