ガラス研磨機の追加騒音対策~遮音シートのすだれを取り付けた4面体の防音カバーを排出口に設置
皆さんこんにちは。製造部の大澤です。
私の実家の最寄り駅から2駅のところから歩いて20分ほどのところに、牡蠣のだしで作ったラーメンを出している「貝がらや」というラーメン屋さんがあります。そのお店が町田駅付近に2号店を出されたということで、先日足を運んでみました。メニューはおそらく同じ品揃えでしたので、本店と同じようにカキソバと貝めしのセットを頼みました。スープを口に入れると本店と同じように牡蠣の香りと濃厚な味わいが口の中に広がり、とてもおいしくいただきました。むしろ本店よりさらに濃厚に感じました。また近いうち食べに行きたいと思います。
さて、今回は「機械の開口部に取り付ける防音カバー」をご紹介いたします。
導入背景
本案件は、以前弊社製品を導入してくださったお客様の工場機械の追加騒音対策です。前回騒音対策を行い、5dB程度の低減が確認できたものの、目標値に届かせることができませんでした。そこで騒音測定を実施した結果、開口部の音漏れを防ぐことで更なる低減が見込めた為、音が漏れている箇所の対策として、防音カバーを製作いたしました。
対象の機械はガラス研磨機という機械です。ベルトコンベアに置いたガラスを内部で研磨し排出する仕組みなのですが、ベルトコンベアに干渉したくなかった為、前回は排出口はそのままで、機械内部に吸音材を貼る対策を取りましたが、やはり排出口から研磨音が漏れてきていたため一人静パネルを用いて開口部の隙間を埋める対策を今回取りました。
防音カバー概要
- 一人静タイプL薄型(t41.5mm)使用 4面体防音カバー
- 外寸:幅1,180mm×奥行200mm×高さ200mm
- T字型枠材を用いて既存フレームに取付
- 遮音シートを用いたすだれを取り付け
製作した防音カバーは、研磨機に備え付けのミスミ社のフレームを利用して、T字型の枠材を用いて固定させる仕組みになります。開口部に遮音シートを使用したすだれを取り付けることで、隙間を最大限塞ぎました。隙間を防音材で埋めることによりここから漏れてきた音を、5dB程度さらに落とすことができると期待しています。まだ納品していない段階のため、結果については機会がございましたらまたご報告させていただきます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は開口部の隙間埋め対策のご紹介となりました。弊社製品を導入してご期待に沿えなかった場合、今回のように目標値を目指して最大限尽力いたします。騒音対策を導入するにあたり、仕様のお悩み等ございましたら、些細なご相談でも問題ございませんので、お気軽に、騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。現場状況や騒音対象に応じて、お客様のご意向やご予算にあったご提案をさせていただきます。