粉砕機用の防音カバーを製作~搬出用の観音扉開口部にすだれを設けて密閉性を向上
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日10年ぶりくらいに東京ディズニーシーに遊びに行ってきました。昔と比べて新アトラクションが非常に増えていて初めて来たような感覚でした。すごいアトラクションがあると話には聞いていたのですが実際ソアリンはすごかったです。ずっと見たかったジャンボリミッキーは観覧席の抽選に当選して、しかも最前列で見ることができました。座り観もよかったですが次回遊びに行くときは立ち見で踊りたいと思いました。
さて、今回は「粉砕機の防音カバー」についてのご紹介です。
今回ご相談頂いたのは、とあるサッシを製作する工場様です。新たに導入する粉砕機の騒音対策をしたいとのことでご連絡頂きました。現地に採寸に赴き図面を作成し、防音カバーの製作にあたりました。
粉砕機用防音カバー概要
- 一人静タイプA(t37mm)使用 床無し5面体防音カバー
- 外寸:幅1,635mm×奥行1,515mm×高さ1,738.5mm
- 内寸:幅1,555mm×奥行1,435mm×高さ1,700mm
- 正面全体を両開きの観音扉(丸落とし、キャスター取付)
- 観音扉開口部に遮音シートにてすだれを取り付け
- 配電盤用インサート取付
- 警告灯取付用インサート取付及び開孔
- L字アングルを用いて地面とアンカー固定
観音扉開口部にすだれを取り付け
粉砕機のメンテナンスの際、防音カバーから丸ごと取り出したいとのことでしたので、正面を観音扉仕様にしました。粉砕機の搬出口に開口を設け、遮音シートですだれを製作し取り付けました。これにより密閉性が高くなるので音漏れを最小限に抑えることができます。扉のロックには丸落としを採用しました。また、扉の垂れ防止の目的で両扉の下部にキャスターを取り付けました。キャスターを取り付けることで開閉もスムーズになりました。
機械の一部を防音カバーに外付け
粉砕機の配電盤と警告灯を外部から監視・操作可能なようにしたいとのことでしたので、お客様のご提案から開口を設けて配線を通し、外側から各パーツを取り付けられるように、防音カバー外側にインサートを設けました。今まではこういった際、小窓や小扉をご提案することが多かったのですが、外付けにすることで、防音性能を損ねずに済むため、この発想を今後にも活かしたいと思います。
設置日がまだ先のため、実際の測定結果やお客様からのご評価については、後日追記したいと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は粉砕機の防音カバーについてのご紹介となりました。防音対策実施にあたり、仕様など迷われている場合でも、現場状況や騒音対象物に応じてご提案させていただきます。些細な相談でも問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。