室外機の騒音対策@東京~弊社製品「室外機専用パネル」の設置方法について
先日東京都内で、屋外用パネルの設置の施工を行いましたので、取り付け方法のポイントを交えて、この商品についてご紹介したいと思います。
本製品は、エアコンの室外機の低周波騒音対策に有効な、簡易防音パネルです。エアコンから出る音を軽減したいというお客様のご要望から誕生した商品です。
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室外機に採用されている圧縮機(コンプレッサー)による低周波騒音が、人体に悪影響を及ぼすことが知られております。特に夜間は周囲の音が小さいため、室外機の稼働音が聞こえやすくなるだけでなく、隣家の壁に音が反響し増幅される事で、さらに大きく聞こえる可能性もあり、年々苦情・相談件数が増加の一途を辿っています。
パネルの取り付け手順について
パネルの設置場所が比較的狭く壁に近いため、L字アングルを利用してパネルを固定することにしました。また、設置場所が地面から離れた窓枠上であるため、パネルを脚で固定することができないため、L字アングルが最適です。
まず、パネルを設置予定場所に設置し、パネルサイズの精度を確認します。間違いがないことを確認した後、L字アングルを取り付けるのに適した位置を見つけて、パネルを接着剤で仮固定しました。L字アングルには、固定用の穴が両側にあり、パネルを壁にしっかりと固定できます。
固定後、壁とパネル表面の両方に穴を開けました。パネルを設置するのは初めてのため、同僚スタッフにやり方を教えてもらいながら進めました。ドリルで穴を開けた後、エビナット取り付けます。安定性を確保するために、ハンマーでエビナットを穴に押し込み、最後にパネルを壁に取り付けてネジで固定します。パネルの耐久性を高めるために、パネルと壁との接触面にシリコンを追加で貼り付けています。使用した L字アングルは 2つのみですが、パネルを完全に固定するのに役立ちます。
今回の施工は工程がさほど多くありませんが、高い緻密さと正確性が求められます。施工の経験を積んだことで、将来の会社の製品を開発するためのいくつかのアイデアも得ることができました。
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