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株式会社静科

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    導入済みの防音カバーに設置する「すだれ」を製作~透明のビニールを採用し搬出口を可視化

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。

    先日「きみの色」という映画を見に行ってきました。大学時代バンドサークルに属していたこともあり、バンドがらみの作品は特に注目してしまいます。ふとしたきっかけでバンドを組むことになった3人の高校生たちが、バンドを通して成長していく様を描いた作品で、物語を通して、悪役になりうる人物がいっさい登場しないため、ハラハラすることもなく、とてもほっこりするような内容で楽しめました。終盤の文化祭でのライブシーンがフル尺となっているのが印象的で、生でライブ演奏を見ているような気持ちになりました。

    さて、今回は「透明ビニールすだれ」についてご紹介します。

    搬出口が可視化できるすだれを設置

    透明ビニールすだれについてですが、以前弊社製品である「一人静タイプA」を用いた防音カバーを導入してくださったお客様からのご依頼で追加で、すだれを製作してくれないかとのご依頼でした。すだれを製作する際、こちらから実例としてご提示できるのは、遮音シートを用いたすだれなのですが、防音カバーで囲った搬出口の視認性を損ねたくないため、透明なものでお願いしたいとのことでした。

    加えて、取付方法について、通常私たちが現地で取付を行う場合は、シートをタッピングビスにてパネルに固定するのですが、今回はお客様の方で取付けを行うということで、既存の防音カバーに対して、ある程度容易に取り付けが可能な仕様を検討いたしました。

    関連記事:防音ボックスや防音カバーの開口部の隙間埋め方法~過去の事例より4パターンご紹介

    ビニールシートをアルミ板で挟むことで強度を確保

    透明ビニールすだれ

    完成したものが上記の写真です。遮音シートと同様に、カッターにて切断しました。裂断防止と増強の目的で、上部をアルミ板2枚で挟み込み固定しました。固定方法についてお客様とすり合わせを行った結果、穴あけ程度なら対応可能とのことでしたので、ビニールすだれ上部のアルミ板の両端にブラケットを取り付け、ボルトを通せる仕様にしました。これにより、既存のパネルにボルトでの固定が可能となりました。

    現場状況や騒音対象物に応じてご提案いたします

    今回は、透明ビニールすだれのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。今回のケースのように、お客様の提案発信で着想を得て実績に繋がることは多々ございますので、騒音対策や防音工事等のご相談は、ご気軽にお問い合わせください。