動物飼育用防音室のリピート案件~キャスター付きアジャスターで移動と固定を自在に
こんにちは、製造部岩崎です。
お米不足が続いており、いまだにスーパーなどでも棚が空の状態が続いていますが、10月頃になれば多少安定するとのことで少し安心しました。自宅の米びつももう少しで空になりそうなのでパンやパスタで代用していますが、米が一番消費が多いので早く落ち着いてほしいと思います。
本日の記事ではリピート案件で「動物飼育用防音室」をご紹介いたします。
動物飼育用防音室のリピート案件
今回製作させて頂いたのが、過去に何度か納品実績のある動物飼育用の防音ボックスです。動物の鳴き声対策としての導入ですが、過去の導入事例がありがたいことに高評価を頂き、リピートに繋がりました。防音室の概要は以下のようになります。
防音室概要
- 防音材「一人静タイプA」を使用した床あり6面体防音室
- 外寸:幅1m×奥行1m×高さ2m程
- 正面に方開き扉
- 内部確認用のアクリル窓
- 背面に吸気、天井に排気用のファン
- 底面にキャスター付きアジャスター
基本的には既存防音室の形を踏襲しつつ、下記の改良を加える仕様となりました。
改良点~キャスター付きアジャスターで移動と固定を自在に
前回までの仕様では、防音室底面にアジャスターを取り付けしました。定期的に部屋を清掃する際に、防音ボックスが床の水の流れを妨げてしまうため、アジャスターを取り付けることにより、底面を持ち上げて水が流れやすくなるよう改良いたしました。
また、今回の新しいご要望は、上記の状態を維持しつつも、ボックス全体を簡単に移動できるようにしたいというものでした。そこで、既存のアジャスターに変わり、アジャスターにキャスターが付属した部品と入れ替えることで、移動可能状態と固定状態を簡単に切り替えられる仕様に改良しました。通常は脚で固定されている状態ですが、レンチなどでアジャスターを下げることで、キャスターが先に地面と接し、移動可能な状態に変形することができます。
搬入から設置まで4時間程で完了
2台分の搬入から設置完了まで、およそ4時間で完了しました。研究室への搬入ということで、フォークリフトが使えず手運びでの運搬となりましたが、パネルの重量が平米当りおよそ8kgと軽量なので人力で運ぶことが可能です。
また、今回は移動式防音ボックスだったため、2台分同時に組立を行い、組立完了後に移動することで時短ができました。また、設置現場には水勾配があるので高さ調整が必要でしたが、アジャスターにより簡単に対応ができます。
防音室の移動が可能となったことで、掃除などメンテナンスも楽になり、ご担当者様よりもご好評いただきました。
このように防音室や防音ボックスは、お客様のご要望に合わせて、カスタマイズ可能です。また内容によっては、弊社よりご提案もできますので是非ともご検討ください。