屋内向け小型コンプレッサーの防音対策@兵庫~既存製品をブラッシュアップした4面体防音カバーを製作
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
数年ぶりに高校時代の同級生から連絡があり、年末開催の同窓会のお誘いが来ました。連絡内容の中に、すでに参加が決まっているメンバーの名前があったのですが、名前を見ても顔を思い出せなくて焦りを感じました。そんなこともあり参加しようか考えているのですが、数十年ぶりに知り合いと会うという事に、既に緊張しています。
余談はここまでにして。今回は「屋内向け小型コンプレッサー用防音カバー」についてご紹介したいと思います。
過去に防音カバーを導入頂いたお客様からのご依頼
過去にコンプレッサー用の防音カバーを導入頂いたお客様が、数年ぶりに新たにコンプレッサーを導入するに辺り、前回と同じように防音対策を行いたいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。
以前は、既に設置されているコンプレッサーに対して設置を行う都合上、防音カバーの形状に制限がありました。今回はコンプレッサー設置前にご相談頂き、最大限効果が得られる対策を行いつつ、コンプレッサーの設置位置を決めたいとのご要望を頂きました。
過去の内容をブラッシュアップした製品を製作
お客様のご要望に対して、下記対応を行いました。
- コンプレッサーとの離隔距離を大きめに取り熱こもり対策
- カバー一体での持ち運びと簡単に分解ができる設計
①コンプレッサーとの離隔距離を大きめに取り熱こもり対策
本案件はスペースを活用できるため、コンプレッサーとの離隔距離を必要距離の1.5倍にしました。離隔距離を大きく取ることで、カバー内の熱がこもるまでの時間が増え、且つ防音パネルの面積が増え、防音性能も大きく得ることが可能となります。前回の防音カバー設計は、既に設置されている場所から移動させず、且つ人が通ることが出来るように、最小サイズの設計を行っていました。熱対策としてはファンの取付を行い、熱こもりも無く稼働することができましたが、防音パネルの面積が小さくなってしまう分、防音性能が想定より低くなってしまうケースがあります。
②カバー一体での持ち運びと簡単に分解ができる設計
お客様のほうで、年1回程度メンテナンスを行うということで、できる限りメンテナンスを容易にする為に、天面パネルに取手を取付けることで、設置した一体型の状態で持ち運びが可能となります。重量もおよそ25kg前後の為、二人で持ち運びが容易となります。さらに、特定のネジを外すことで、天井パネルのみ外すことが可能なため、簡易的なメンテナンスも可能な仕様となります。
防音カバー仕様
- 使用パネル:一人静 タイプA
- 全体サイズ:1,800mm x 600mm H1,100mm
- 製作期間:2週間
- 防音カバー仕様:配管用開口、配線用開口、給排気ファン+ファンカバー
今回は、「屋内向け小型コンプレッサー用防音カバー」についてご紹介させていただきました。弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて防音対策をご提案をいたします。またより良いものを提供する為に、お客様のご要望にご対応致しますので、まずはご相談頂ければと存じます。些細な事でも構いませんので、騒音相談WEBツールより、ご気軽にお問い合わせください。