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株式会社静科

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    2024-08-08

    簡易無響ボックスのご紹介~二重構造により振動音と空気伝播音を抑制し無響室に限りなく近い性能を提供

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。

    先日東京スカイツリーを登ってきました。近くを通ることはあっても登るのは今回が初であったため少し緊張しました。スカイツリーのエレベーターは4つあり、それぞれで四季を表現しているそうなのですが私が案内されたのはおそらく冬で、高級感がありシックな雰囲気でした。エレベーターを降りると四方がガラス張りとなっており、標高が高いだけあって都内全域を上空から見下ろしているような気分でした。あまり都内の建物に詳しくはないのですが、近い建物だと炎のオブジェとはなやしきを見つけられました。ちなみに帰りのエレベーターも冬でした。どうせなら全部乗ってみたいのでまた昇りたいと思います。

    さて、今回は弊社規格品である「二重構造の簡易無響ボックス」についてご紹介いたします。

    二重構造により振動音と空気伝播音を同時に対応

    こちらの製品は端的に説明すると、中音域~高音域に対して効果が高い「一人静タイプA」を内側に、低周波・振動音に強い「一人静タイプL」を外側に使用した防音ボックスです。二重構造にすることで振動音と空気伝播音の2つを同時に対応することを目的としています。ボックス間の振動を伝えない吊り構造となっているため、外部からの振動を抑制することができます。また、二重構造にすることで空気層が生まれるので空気電波音も抑制でき、高い遮音性能を得ることができます。

    二重構造の簡易無響ボックス

    完全無響室に限りなく近い性能があり持ち運びも容易

    「一人静タイプA」と「一人静タイプL」それぞれの単体と比較して吸音・遮音性能が高いのは言うまでもありませんがが、過去に社内実験としてボックス内部に測定器を設置し、暗騒音の測定を1分間行った結果、16~17dBの数値が得られました。この数値は完全無響室に及ばずとも限りなく近い値となっており、持ち運びが容易な小型ボックスの性能としては十分であると言えます。

    また、音源を箱外部に設置し、ボックス内部で測定を行った結果、約40~50dBの低減が確認できました。

    周波数ごとの遮音性能
    騒音測定参考データ

    お気軽にお問い合わせください

    今回は二重構造の簡易無響ボックスについてのご紹介となりましたが、さらに簡易的にした一重構造の簡易無響ボックスでの販売もいたしております。

    関連ページ:簡易無響ボックス

    防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。具体的な話でなくとも些細な相談で問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お騒音相談WEBツールよりお気軽にお問合せください。