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株式会社静科

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    「一人静タイプA」を使用した防音工事~木材粉砕機と室外ポンプの防音プロジェクト経験と感想

    皆さん、こんにちは。製造部のヅアンです。

    先週、私は友達と東京タワーを訪れました。この塔はその高さと鮮やかな色彩で際立っています。特にここから見る夕日は絶景です。この旅行は私たちに東京の思い出に残る思い出をたくさん残しました。

    さて、本日は破砕機の防音工事と屋外ポンプの防音工事の2件について、防音工事をしたときに感じたことをお話したいと思います。

    プロジェクト1: 木材粉砕機の防音

    プロジェクト概要

    木材粉砕機は木材加工業界で重要な機械であり、木材を小さな部品に粉砕するために使用されます。しかし、この機械は大きな音を発生させるため、作業環境を改善することが求められました。今回のプロジェクトの目的は、木材粉砕機から発生する騒音を低減し、作業条件を改善することです。

    課題

    1. 機械のサイズと構造: 木材粉砕機は大きく、構造が複雑であるため、防音システムの取り付けが困難です。機械の全体をカバーしながら、性能に影響を与えないようにする必要があります。
    2. 騒音の周波数: 木材粉砕機から発生する音は大きく、低周波数の音を含んでいます。これには、低周波数の音を吸収できる防音材が必要です。

    解決策

    1. 防音材の選定: 低周波数の音に対応するために、防音性能の高い専用の防音材を選定しました。厚みのある防音パネルを使用し、機械全体を覆う設計をしました。
    2. 設計と取り付け: 防音システムを粉砕機全体に取り付けるために、防音パネルを側面や上部にしっかりと取り付ける設計をしました。フレームも強化し、パネルが固定されるようにしました。
    3. 使用したパネル:騒音周波数帯は中高周波帯でしたので、「一人静タイプA」を選定いたしました。

    結果

    防音システムの取り付け後、騒音レベルの大幅な低下が確認できました。作業員の集中力が向上しました。設置前後の騒音を比較測定したところ、91~93dBの音が76~80dBまで低減しました。これは補助器具を必要としない安全な音の閾値です。

    写真の説明 以下の写真は、木材粉砕機の防音システムの一部を示しています。このシステムは、機械全体を覆うように設置されており、音を効果的に吸収するための専用防音パネルが使用されています。 防音システムには、粉砕機の動作中に発生する騒音を低減するための厚みのある防音パネルが取り付けられています。これにより、騒音の低周波数成分も効果的に吸収され、作業環境が大幅に改善されました。

    木材粉砕機専用防音室

    プロジェクト2: 室外ポンプの防音

    プロジェクト概要

    ポンプは多くの産業で液体を移動させるために使用されますが、動作中に音を発生させます。今回のプロジェクトの目的は、ポンプから発生する騒音を低減し、作業環境を改善することです。

    課題

    1. 狭い設置スペース: ポンプは狭い場所に設置されることが多く、防音システムがスペースに適応し、メンテナンスを妨げないようにする必要があります。
    2. 動作音と流体音: ポンプの動作音と液体の流れによる音をそれぞれ低減する必要があります。

    解決策

    1. 防音材の選定: 狭いスペースに対応できる防音材を選びました。取り外し可能で調整可能な防音パネルを使用し、ポンプの性能に影響を与えないようにしました。

    2. 精密な設計: 設置スペースに合わせた防音パネルを設計し、取り外しやすく、メンテナンス時にも取り外せるようにしました。

    3. 使用したパネル: ポンプの防音にも「一人静タイプA」を使用しました。

    結果

    室外ポンプの防音システムの取り付け後、騒音レベルが大幅に低下しました。狭い設置スペースでも高い防音効果が得られ、作業環境が改善されました。お客様からも高い評価を受けました。

    写真の説明 以下の写真は、ポンプの防音システムの一部を示しています。パネルは防音材であり、ポンプの周囲を覆うように設置されています。このパネルは取り外し可能であり、メンテナンスを容易にするために設計されています。 防音パネルは、ポンプの動作音と流体音を効果的に吸収するように配置されており、騒音の発生源を包み込むことで、騒音レベルを大幅に低減します。このような設計により、限られたスペースでも高い防音性能を発揮し、作業環境を向上させることができます。

    室外ポンプ専用防音ボックス

    感想と教訓

    これらのプロジェクトを完了することで、多くの感情と教訓を得ることができました。

    • 誇りを感じる: 各プロジェクトを完了することで、自分の技術的な課題を解決し、作業環境を改善できたことに対して強い誇りを感じました。成果を目の当たりにすることは非常に価値があります。
    • 経験から学んだこと: 防音材の選定と適用方法について多くのことを学びました。これにより、防音システムの設計や取り付けにおいてさらに高いスキルを持つことができました。
    • プロセスの改善: プロジェクトで直面した課題から、作業プロセスや設計の改善点が明らかになりました。

    今回防音工事をしたときに感じたことをお話して頂きました。弊社の商品は様々な状況に対応可能です。騒音対策のご相談は何でもお気軽に騒音相談WEBツールよりお問い合わせくださいませ。