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株式会社静科

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    ベビーコンプレッサーの騒音対策~熱ごもりを防ぐため「一人静タイプD」にて専用の防音ボックスを製作

    皆様、こんにちは!ソリューション事業部 ソリューション事業課の橋本です。

    先日仙台にプロ野球の交流戦を観に行きました。私はセリーグの球団を応援しているのですが、毎年交流戦でパリーグの球団の本拠地に行くのが楽しみでもあります。試合はあまりよろしくない結果でしたが、1日目の昼食・夕食、2日目の昼食で、牛タンを食べることが出来ました。レストランを探しは必ず食べログでその地域の評価が高いものを選定していますが、評価の高いお店のほとんどが牛タンのお店で驚きました。

    3件とも評価の高い牛タンのお店とあって、1日目と2日目の昼食は、共に2時間待ちと過酷でしたが、2時間待つ価値があると思わせてくれる味でした。お肉は分厚く柔らかいものの、ほどよく噛み応えのある絶妙な食感で、食べている間は、何度「うまい!」と言ったか分からないほど美味しくいただきました。私は焼肉でも牛タンが一番好きな部位であり、全国のおいしい牛タンを探し求めていますが、仙台の牛タンはしっかりと食べた事がなかったため、新たな発見をすることが出来ました。

    さて、本日は「ベビーコンプレッサー用防音ボックス」についてお話させて頂きます。

    防音ボックスのパネルは「一人静タイプD」を選定

    ベビーコンプレッサーの騒音が80dBと作業場で話しずらい状況にあるというお客様より、防音対策のご依頼がありました。今回のベビーコンプレッサーの騒音は高音域であり、熱ごもりの懸念あるため「一人静タイプD」を選定し、防音ボックスを製作いたしました。

    放熱用にアルミ製のハニカム材を使用した「一人静タイプD」

    一人静タイプD」は「一人静タイプA」をベースとしております。タイプAはハニカム部分がセラミックペーパー製であるのに対し、タイプDはアルミ製であり、これにより放熱性能に優れています。タイプAとタイプDで同じ熱源を囲った試験では、-30℃程度の差が出ており、熱ごもりが懸念される機械を囲う場合にうってつけの防音パネルです。またタイプAと防音性能は変わらず、高音域の吸音を得意とする製品であり、本件のベビーコンプレッサーとは相性の良い製品です。

    防音ボックスの仕様と設置後の様子について

    防音ボックス組み立て中の写真
    防音ボックスの天面を外した状態
    防音ボックスの外観

    コンプレッサーを囲うように4面のパネルを組立てた後に、天面を被せるような設置方法となります。天面には取手をつけることにより、メンテナンス時にはベビーコンプレッサーを取り出せる仕様となります。また、配線部分が通るように切り欠き部を設けて対応しております。また、上記写真のように作業スペースが狭いため、作業者の方が移動する際にボックスの角に体をぶつけても怪我をしないよう、コーナー材を設置し、安全対策を考慮いたしました。

    本件では騒音測定が難しいことから、設置前後のデータはございませんが、体感で-15dB程の効果となりました。設置前は会話していてもベビーコンプレッサーの音が気になり、大きな声で話さないと会話が困難でしたが、設置後はベビーコンプレッサーの音が全く気にならず、作業スペースの暗騒音と変わらない音になりました。お客様からは、「耳を澄ませてようやくコンプレッサーの音が鳴っていると分かる程度になった」とご満足いただきました。

    最後に

    いかがでしょうか?今回は「ベビーコンプレッサー用防音ボックス」の対策事例をご紹介させていただきました。コンプレッサーを導入されてる工場は沢山あるかと存じます。コンプレッサーも小さいものから大きいものまでサイズは様々ですが、弊社では現場ごとのオーダー仕様となるため、どんな大きさでも対応が可能でございます。コンプレッサーの騒音にお悩みの方は、騒音相談WEBツール より、是非ともお問い合わせいただけますと幸いです。