【新商品開発】エコキュート用防音パネルのアップグレード版を試作中
こんにちは、製造部のズオンです。
ここ数日、天気が暑くなってきました。天気のせいで私たちは少し疲れて家から出たくない。エアコンを使う機会が増える時期でもあります。ちなみにエアコンの話もしましたが、当社が研究中で、近い将来に実用化される可能性が高い製品ラインを紹介したいと思います。
新たなエコキュート用防音パネルを開発
弊社は、より効果的なノイズ低減を備えた多くの新製品を生み出すために、常に研究を続けることを目標としています。その新製品が「エコキュート用防音パネルのアップグレード版」です。
エアコンの室外機からの騒音は、近隣の方への大きな迷惑となることがあります。特に周囲が静かな環境ではその傾向がより強くなります。静かさと快適さへのニーズが高まる中、当社は空調用の新しい防音製品を導入し、あらゆる空間に効果的かつ実用的なソリューションを提供します。新製品は現行製品のエコキュートパネルをベースに開発されました。
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より防音効率を高めるために、パネルのサイズと枚数を増やし、製品全体の形状を変更しました。以前のような1枚のパネルではなく、U字型のパネルを使用しています。
設置方法は簡単で、パネルの吸音面(メッシュ面)を騒音源に向け、付属のスタンドにパネルをセットしてビス留めするだけです。風などによる転倒対策としてアンカー固定や杭打ちによる地面との固定を推奨しておりますが、地面との相性もございますので、その都度ご相談頂ければ幸いです。
測定後、音の明確な変化を記録しました。以下にいくつかの具体的なパラメータをご紹介します。
騒音測定データ
- 暗騒音：50dB
- 室外機稼働時：63dB
- 室外機パネル使用：59dB
- 試作品使用：55dB
- 低周波音用試作品：40～43dB
敷地境界などで測定する場合は、これに距離による減衰が更に加わるため、より高い減衰値が望めます。結果から、本製品は有効であると評価し、製品化の可能性は十分にあります。部品の改良により防音効果だけでなく、屋外でのエコキュートの使用環境における製品の堅牢性も向上しました。これらはテストの第一歩にすぎませんので、今後は慎重に測定と評価を行って結果を確認し、製品の正式生産に向けたプロセスを検討していきます。正式に製品化された際は、また詳しく記事を書きますので、楽しみにしていて下さい。
試作製品の仕事は私にとって初めての仕事であり、興味深い経験であり、試作の仕事を通じて防音技術について多くの経験と知識を得ることができました。
静科では製品の生産・加工・施工だけでなく、騒音を測定をしたうえで、簡易報告書の作成も承ることが可能ですので、ご検討宜しくお願い致します。私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
