業務用室外機の騒音対策~斜め材を用いて音の回り込み対策をした2面体L字防音壁を製作
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
GWの時に外出しないこともあり、UverEaatsを活用して贅沢をしていました。贅沢していたことが尾を引いて休日は自炊せずに外食することが続いてしまっています。外食が悪くはないのですが、このままでは平日の自炊も怠ってしまいそうな勢いなので頑張って直していきたいです。
余談はここまでにして。今回はオフィスの外部に設置されている業務用室外機の騒音対策として製作した「L字型防音壁」についてご紹介したいと思います。
ご要望に合わせて事前に効果検証も可能です
今回ご相談頂いた内容ですが、お客様が働いているオフィスの室外機が、敷地境界の近くに設置されていることもあり、近隣の住民から稼働音に対してクレームを頂いた為対策を行いたいと、弊社にお問い合わせを頂きました。
防音対策を進めるに辺り、お客様より実際に設置を行った際に、どの程度効果が出るか事前に試したいと、ご相談がありました。最初の現場確認時に、防音パネル「一人静 タイプL」の貸出品にて仮設置を行い、騒音測定を行うことで、対策前後での効果を実際に体感して頂きつつ、測定機器でのデータ値も確認頂き、その場で防音性能を実感頂きました。
より対策が効果的になるよう現場確認時にお打合せ
効果検証を終え、お客様より弊社防音パネルにて対策を進めていきたいとお返事を頂くことができましたので、改めて現場確認を行い打ち合わせを行わせて頂きました。その際、お客様に改めて確認した内容として下記の3点がありました。
- 防音壁の形状を仮設置と同じもので良いか
- 防音壁設置位置をどの位置にするか
- 防音壁の設置を弊社で行うか
①防音壁の形状を仮設置と同じもので良いか
仮設置時のパネルサイズと形状で、防音効果は現れており、高さとしても室外機から+500mm程度となっていたこともあり問題はありませんでしたが、弊社からより効果をあげる方法として、上部に斜めのパネルを追加することで、音の回り込みを対策を提案致しました。
②防音壁設置位置をどの位置にするか
室外機対策ですので、室外機の型番で決められた離隔距離がありますので、離隔距離位置に設置をすれば問題はありませんが、それでは利便性が損なわれる可能性があるため、離隔距離にて設置した場合にどのような状態になるか、お客様にイメージして頂き、室外機周辺のメンテナンスや周辺の設置物に影響がないかなど、お客様と綿密に確認を行いました。
③防音壁の設置を弊社で行うか
屋外防音壁は風の影響を受けるため、設置時にアンカー固定が必要になりますが、アンカー固定以外は、枠材を用いて防音パネルを同士をビス固定することで設置できる簡単な仕様であり、お客様側でも設置が可能な為、その辺りも確認を行いました。
防音壁仕様
- 使用パネル:一人静 タイプL
- 全体サイズ:3,500×1,500 H2,300mm
- 製作期間:2週間
- 防音壁仕様:上部斜めパネル取付
騒音対策は個人・企業問わず対応しております
今回は、「業務用室外機のL字型防音壁」についてご紹介させていただきました。弊社は企業のお客様、個人のお客様どちらも騒音相談を承っております。対策を行うに辺り、実際にパネルを用いて効果検証を行う事や騒音測定が可能です。些細な事でも構いませんので、騒音相談ツールより、ご気軽にお問い合わせください。