Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    測定機器の騒音対策~グレーチングを活用して床面にも防音パネルを設置した6面体防音室を製作

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    GWが始まり、あっという間に終わってしまいました。今年のGWは、友達とずっとゲームをしていました。連休の間にありました平日は勤務していましたが、10日間で110時間程度プレイしていました。計算してみると、1日あたり11時間程度行ってましたので、GWがあっという間に感じるのも無理ないなとも思いました。

    余談はここまでにして。今回は「測定機器用6面体防音室」についてご紹介したいと思います。

    導入経緯とお客様のご要望について

    今回ご相談頂いた内容ですが、お客様が新規に測定機器を導入するに辺り、より測定の精度を良くする為に、防音室の設置を行いたいと、弊社にお問い合わせを頂きました。

    防音対策を進めるに辺り、お客様と打ち合わせを進めていく中で、防音室が希望とのこともあり、当初は、床面なし5面体の防音室をご提案しておりましたが、可能であれば、最大限室内の防音効果を高めたいというご要望を頂きました。

    ご要望に対する弊社の対応

    最大限に防音効果を高めたいというご要望に対して、弊社は床面にも防音パネルを設置した、6面体の防音室をご提案致しました。当初に床なし5面体で提案した理由として、弊社防音パネル「一人静」の吸音面は、アルミ繊維材を使用している都合上、面荷重にはある程度耐久性があり、点荷重には弱いという特性がございます。使用頻度があまり高くない場合は、歩行を行っても凹みは発生し辛いですが、定期的に使用するということですので、凹みの発生を懸念して、5面体でのご提案を行っておりました。

    吸音面上を定期的に歩行を行うということで、床面パネル上にグレーチングを設置することで、歩行による凹み発生を防ぎます。また、懸念される吸音性能の低下は、グレーチングの隙間により、ほとんど吸音性能を損なうことがありません。

    また、本案件では防音性能を高めたいというご要望から、「一人静 タイプL」を活用して、防音室の製作を進めました。お客様が測定機器を新たに導入するという都合上、あらかじめ機器稼働時の音を測定し、音の高さの性質分析によるパネル選定を行うという検証が叶わないため、弊社防音パネルの中でも、低音域から高音域まで一番性能が良い「一人静 タイプL」を選定しました。

    防音室仕様

    • 全体サイズ:2,500×2,000 H2,500mm
    • 製作期間:2週間
    • パネル仕様:片開き扉、給排気ファン、配線カバー
    防音室内部

    騒音対策は個人・企業問わず対応しております

    今回は、「測定機器用6面体防音室」についてご紹介させていただきました。弊社は企業のお客様、個人のお客様どちらも騒音相談を承っております。防音対策をご提案させて頂いた後でも、お客様が思いついたこと、気になることできる限りご対応いたします。些細な事でも構いませんので、騒音相談ツールより、ご気軽にお問い合わせください。