粉砕機入口配管の騒音対策~底面設置の片開式小扉は重力で開かないようマグネットロック式を採用
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日の長期休暇で、長野県の友人の家に遊びに行きました。特段変わったことはしませんでしたが、美味しいものを食べに行ったり、バーベキューをしたり、銭湯に行ったりと、ゆったり充実した休日を送ることができました。遊びすぎて少し寝不足ですが、しっかりと切り替えて休みボケしないようにします。
さて、今回は「粉砕機入口配管の騒音対策」についてご紹介いたします。
粉砕機入口のラッパ部の騒音対策
今回は既存のお客様からのご注文でした。粉砕機入口のラッパ部の騒音が大きいため、連結する巻取り装置の配管に被せる形で防音カバーを製作して欲しいとのことでした。今回は、お客様の方でおおまかな図面を用意してくださったため、基本的には図面に忠実に製作しましたが、都合上難しい個所などは、お客様に確認を取りながら調整し製作に挑みました。普段製作しないような変わった形状であったため、最初は戸惑いましたが、無事に完成させることができました。
防音カバー概要(上部写真参照)
- 一人静タイプA使用 5.5面体防音カバー
- 外寸:幅500mm×奥行1,050mm×高さ465mm
- 底面に片開き扉、開口
- 天面に明り取り用窓:ポリカーボネート2重
- 固定用L字アングル取付
防音カバー底面にマグネットロック式の片開式小扉を設置
底面の片開式小扉は、お客様のご希望でマグネットロック式に致しました。底面の扉ということで重力で開いてしまわないように、強力なマグネットキャッチを採用したのですが、磁力が想定以上で少し力強く引かないと開かないほどでしたので、人が通れるサイズの扉でも、採用できるかもしれません。万が一のためにパチン錠も取り付けました。これにより磁力がなくなったとしても開く心配がありません。
また、覗き用窓としてポリカーボネートを取り付けました。こちらもお客様のご希望で2重構造にしました。2重窓にすることで防音性能を高めることができます。今回はあまり関係ないですが、遮熱、断熱、結露防止などの効果もあります。天面の明り取り用小窓も、底面と同様に2重の小窓を取り付けました。
お気軽にお問い合わせください
今回は粉砕機入口配管の騒音対策についてのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。具体的な話でなくとも些細な相談で問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お騒音相談WEBツールよりお気軽にお問合せください。