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株式会社静科

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    実験装置用の一体型簡易無響箱~ご要望に合わせてオーダーメイドで製作

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。先日「Gacharic Spin」というバンドのライブに参戦して参りました。以前よりYouTubeなどでライブ動画はいくつも拝見しており、現場に行ってみたいと思っていたのですが、ついに参加することができました。アップテンポめなセットリストだったこともあり、終始ノリノリで、生で聞きたいと思っていた「I wish I 」という曲も演奏してくれて、とても感動しました。また機会があれば参加したいと思います。

    さて、今回は私が製作しました「一体型簡易無響箱」のご紹介となります。

    簡易無響ボックスとは

    まず「無響」の意味ですが、「音の響きが無い又は音が反射しない事」を表します。簡易無響BOXは、できる限り無響を実現できるように、ゴム脚等を用いてBOX外からの響きや振動を遮断しつつ、BOX内の床・壁・天井を防音材で囲い、BOX内の反響を抑えた構造となっております。反響を抑えることで、BOX内部の残響時間が減り、周囲の音に影響されずに、測定物や必要な音の測定を行うことができます。

    関連ページ:精密機器の検査や開発向け「簡易無響箱」

    お客様のご要望に合わせてサイズやオプションを変更

    今回ご相談頂いたお客様は、弊社のブログを見て簡易無響箱について興味をお持ちいただき、お問合せに至りました。相談内容については、「実験装置を収納している既存の防音ボックスを性能と使い勝手の良いものに変更したい」とのことでした。

    簡易無響箱概要

    簡易無響防音箱
    • 一人静タイプL(t66mm) 6面体ボックス
    • 外寸:W735mm×D585mm×H735mm
    • 内寸:W600mm×D450mm×H600mm
    • 正面片扉サイズ:350mm×600mm
    • 片扉に小窓:ポリカーボネートt10
    • 配線カバー取り付け

    本製品は既製品より一回りサイズが大きくなっています。従来の簡易無響箱では、扉は一面全体であり、パチン錠を用いて扉をロックする仕組みでしたが、お客様のご意向により片扉に変更し、ロック方法もハンドルロックに変更いたしました。一体型ボックスでの片扉に関しては、初めての試みとなりましたが、検討の末、加工方法が確立できたため、今後の選択肢を増やすことができました。既製品より一回り大きくなり少し持ち運びに難がある為、ご購入を検討される方は、持ち運び用の取手を取り付けいただくことをお勧めいたします。

    終わりに

    いかがでしたでしょうか。今回は、私が製作しました「一体型簡易無響箱」のご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて、様々ご提案をいたします。些細な相談でも問題ございませんので、騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽に騒音相談WEBツールより問い合わせください。