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株式会社静科

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    2015-08-16

    木造住宅の上下階騒音測定

    個人の木造住宅を改築し、2世帯もしくは他人に貸し出すスタイルがあります。今回は、一般住宅を改築した後に、上階の騒音が問題となり貸し出しを停止したお客様からのご相談です。オーナーとしては貸し出しをしたいのですが、上階の足音で夜も眠れないという内容でした。

    まずは、現状の把握のために騒音測定を行いました。お客様とヒアリングしながら騒音測定を提案させて頂きました。お客様の騒音お悩みは大きく分けて2つありました。

    ① 足音などが聞こえる

    ② 掃除機をかける音が聞こえる

    同じ騒音ですが、対策方法は変わっていきます。今回は測定のみなので対策方法はまた後日記載いたしますが、測定方法もそれぞれ変わります。

    ① 足音に対して → JIS規格に基づく測定 及び 実際の歩行音

    ② 掃除機などの生活音 → 実際に掃除機をかける また、他の生活音も追加

     

    ①の場合、通常はJIS規格で十分ですが、使用するバングマシーン(タイヤを落として騒音を発生させる機械)は強力すぎて木造にそぐわないときがあります。実際に様々な体重の人間が上階を歩行することで測定を行います。②の場合は、空気を振動させる音が直接下に聞こえる可能性があるので、掃除機以外の音でもサンプルをとります。

    上記測定結果と図面を基に対策を考えていきます。音対策では重量が重要ですが、木造では耐荷重の問題がありますので図面と照らし合わせながら検討していかなければいけません。

    静科では、通常の測定に追加して現場に即した測定を行っております。ご相談がありましたらご遠慮なくお問い合わせくださいませ。