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株式会社静科

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    振動試験装置の排気口ファンの騒音対策~防音パーティションのみで13dBの低減に成功

    皆様、こんにちわ。2024年の3月は非常に充実したサ活(サウナ活動)ができました。今月は11施設ものサウナに行くことができました。サウナーが愛用している「サウナイキタイ」という食べログのサウナ版のようなアプリケーションがあり、全国各地のサウナ施設を検索することができます。

    また、こちらのアプリは投稿機能があり、訪れたサウナ施設名を選択しサウナの良かったところなど投稿することによって、自分のサ活を統計レポートでまとめてくれます。また、投稿は誰でもみれるため、投稿内容をみて行きたいサウナを探す方法もございます。サ活がより充実するアプリですのでサウナ―の方は是非ダウンロードをお勧めいたします。

    さて、本題に入りますが、下記の記事と同じ現場である、自動車部品メーカー様にて施工を行った『振動試験装置のファンの防音対策事例』についてお話させて頂きます。

    関連記事:クーリングユニットの騒音対策~作業性を損なわず配管にも対応した5面体の防音カバーで11dBの低減に成功

    高周波音が出ている排気口部分に防音パーティションを設置

    本件では高周波音がメインのファンに対して、防音パーテーションで対策を行いました。お客様からは、熱籠りの心配があり、排気口の部分のみの対策をご希望されていたため、排気口の部分のみ対策をする形をとりました。正面1面、側面は2面の計3面で排気口部分を囲いました。また、使用パネル放熱性能のある『一人静 タイプD』を選定し、熱籠りに対してもしっかりと対策を行いました。

    対策前のファン
    ファンの前にパーテーションのように防音パネルを設置
    振動試験装置正面(対策後)

    騒音測定結果~等価騒音レベルは77dB→64dBに低減

    防音パーテーション導入前後に騒音測定を行い効果を検証いたしました。下記のグラフは横軸が周波数(音の高さ)、縦軸はdB数(音の大きさを)を表しており、各周波数の音の大きさが導入前と導入後どちらも記載されております。

    ファンの騒音は、200Hzから上の比較的低周波音から1kHzの高周波の音まで、60dB以上ありましたが、導入後は低周波から高周波音まで一律に低減することができました。騒音測定中の平均dB数(等価騒音レベル)は、導入前が77dBでしたが、導入後は64dBとなり、13dBの低減となりました。

    本件は、正面1面、側面は2面と、通常の防音カバー等と比べると面積が少ないため、どこまで効果が出るか予測が難しかったのですが、予想以上の低減に驚きました。実際に耳を澄ましてやっとファンの音を感じる程でしたので、しっかりと効果を体感することもできました。

    騒音測定結果

    最後に

    いかがでしたでしょうか?本日は『ファンの施工事例』についてお話させていただきました。防音カバーのように機械を囲うことが難しいケースも多くありますが、本件のパーテーションのような形で設置する方法でも、しっかりと騒音レベルを低減することができます。機械を囲うことが難しいが機械の騒音にお悩みのケースがございましたら、騒音相談WEBツール より是非ともお問い合わせいただけますと幸いです。