事務所での効率化UP!3Dプリンター消音BOX
3Dプリンターの消音BOXを製作いたしました。3Dプリンターも事務所での普及が進んでおり、製作の内容によっては音が出やすい機種もあるようです。建築事務所や研究所によっては非常に静かな空間ですので、必要な機械であっても音が気になって能率を妨げてしまいます。
今回対策を依頼された3Dプリンターは騒音レベルが約70dbありました。この音の大きさですが、生活音で言えば普通の会話が55db程度、掃除機音が70db程度です。モノを製作中、掃除機がずっとなっていることを想定してみてください。
また、お客さんにヒアリングをしながら下記内容を踏まえ製品設計を行いました。
① 騒音レベルは会話音まで低減(おおよそ-15db程度)
② 中の制作具合が見えるようにする
③ 持ち運びが容易
④ 出し入れがしやすいように開閉扉を前面、上部につける
音対策でBOX状であれば質量を増せば遮音効果は上がります。しかし、③、④の点があるので出来る限り一人でも扱えるように考えていきます。結果、元々70dbあった騒音が、55dbに低減できました。そのほかに、重量は約20kg、前面と上部に扉を付け作業性の効率を測りました。
特に高音部分の騒音が低減したので、耳障りな稼働音が低減できたようです。
静科では、セミオーダー式で消音BOXの製作を行っております。お客様の作業効率を悪化させず騒音対策を行ってまいりますので、お困りの際はご相談くださいませ。