試験振動機用5面体防音ボックスにて試験環境を改善~扉部にドアクローザーと電磁ロックを取付けて安全仕様に
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
2月は連休もあり、あっという間に3月になりそうで焦っています。年が明けてから2ヶ月って考えると、まだそこまでという感じがありますが、今年の6分の1が終わると考えるともうそんなに月日が過ぎた感覚に陥ります。今年はまだ何も達成してないし、行動した覚えもないので何か頑張りたいと思います
余談はここまでにして。今回は『試験振動機の防音ボックスでの防音対策』についてご紹介したいと思います。
導入経緯とお客様のご要望
今回ご相談頂いた内容ですが、相談頂いた会社様の工場内に設置している試験振動機の稼働音が、85dB程度あり、試験機付近での会話が難しい為、労働環境改善の為、-10dBほど防音対策を行いたい。また、試験機稼働中に床から振動を感じ、付近に精密機器があることもあり、できる限り振動も減らす防音対策を行いたいと、弊社にお問い合わせ頂きました。
本案件では、試験機の稼働音が低音域ということもあり、『一人静 タイプL』にて防音ボックスの製作を進めることなりました。また、お客様より安全対策の為、扉部分に電磁ロックとドアクローザーを取り付ける仕様で、製作を進めてほしいとのご要望がありました。
弊社における扉製作仕様について
弊社が製作を行う扉部分の基本的な仕様として、取手と戸当り、抜き差し蝶番が基本的な構成となっております。そこから、お客様の用途によって弊社からご提案やお客様の希望により、基本部材となっている取手や蝶番の仕様の変更を行うことや、本案件のように、ドアクローザーや電磁ロック、窓等の部材取付けて、利便性や安全性を高める部材を取り付ける対応を行っております。
扉加工を行う際は、弊社の防音パネルをベースに製作を行いまので、扉を設けることで、防音性能が下がってしまうということはありません。基本仕様が、片開き扉になりますが、親子扉や両開き扉を製作することも可能です。またスライド扉仕様にすることも可能ではございますが、他の扉仕様と違い、レール等を取り付ける関係上、隙間が少しできてしまい、防音性能が少し落ちてしまいます。
本案件では、お客様と打合せを進めていく中で、内部の試験機位置も考慮して両開き扉にて扉対応を行うこととなりました。取手等に関しましては、お客様よりご要望がありませんでしたので、弊社で複数選定してご提案させて頂き、お客様にご納得頂く仕様で、製作を進めていきました。
防音ボックス仕様
- 全体サイズ:1450mm x 120mm x H2100mm
- 製作期間:2週間
- ボックス仕様:配線用開口、室内LED、窓
今回は『試験振動機用防音ボックスでの防音対策』をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、対策方法にお悩みの場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。既存の防音対策でご満足出来ない場合、より防音効果を高める方法や、追加工等のご相談等、些細な事でも構いませんので、騒音相談ツールより、ご気軽にお問い合わせください。