大型コンプレッサーの配管用防音カバーを製作~複雑な配管部は遮音シートを採用し10dB低減
皆さんこんにちは。製造部の大澤です。先日友人たちと久しぶりに麻雀をしました。以前は毎週のように集まってやっていましたが、予定が合わなかったり引っ越して家が遠くなったりとなかなか4人で集まれなくなってしまいました。雀荘では年配の方々同士で集まっているところもよく見かけるので自分たちも頻度は低くともあの方々みたいに年を取っても集まれたらいいなとしみじみ思いました。
さて、今回は『コンプレッサー配管用防音カバー』のご紹介です。
簡易コンプレッサー配管用防音カバー
- 床面無し、背面開口の4面体ボックス
- 使用パネル 一人静タイプA
- 外寸:幅565mm×奥行390mm×高さ520mm
- 天板が取り外し可能
- 背面開口は遮音シートをすだれ式で取付
こちらの防音カバーは大型コンプレッサーの配管部に設置したものです。フロア全体の騒音値を抑えるために騒音源ごとに個別に対策したものの一つとなります。こちらの部分を含め4か所の騒音の対策を致しました。結論から言うと写真の部分では5dBの低減、全体では10dBの低減が確認できました。
置くだけ簡単仕様
今回は頻繁に配管のメンテナンスがあるとのことなので、カバーを置く際に干渉してしまう配管部のみ切欠きを設けました。天板についてはビス留をせず上に載せるだけの仕様、また、アンカー打ちをせず対象の上に被せるのみで対応いたしました。これにより簡易点検の際は天板のみ外して、大型点検の際はカバーごと移動させることができます。
費用を抑えて遮音シートで対応
カバーの背面側には配管が枝分かれしていて、複雑な切欠き加工が必要でした。お客様と費用感のすり合わせを行い、費用を抑えたいとのことでしたので、最低限音が漏れにくくなるように、弊社製品である遮音シートで対策を取りました。遮音シートは樹脂製であるためハサミなどで切り込みを入れたり小さくカットすることができます。天井部にタッピングビスで打ち付け、配管に干渉する部分にはさみで切り込みを入れ、すだれ状にして取付を行いました。
関連ページ:遮音シート
お気軽にお問い合わせください
今回はコンプレッサーの配管用防音カバーについてのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。具体的な話でなくとも些細な相談で問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、ご気軽にお問い合わせください。