ライブハウスの遮音扉をリニューアル@東京都~防音パネル『一人静タイプL薄型』にて製作
皆様、こんにちわ。ソリューション事業部 ソリューション事業課の橋本です。ここ最近は一段と寒くなり毎朝車の窓ガラスが凍っていましたが、先日父親が実は車の洗車マニアと知り、洗車をお願いしたところ見違えるほど綺麗になったのと同時に、毎朝窓ガラスが凍ることがなくなりました。毎朝凍った窓を溶かす手間がなくなったので、朝出勤する時間が早くなり父親に感謝しています。
さて、今回はライブハウスにて設置しました防音扉についてご紹介いたします。今回の記事は昨年投稿済みの記事の続きの内容となっております
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防音扉を設置した経緯
今回防音扉を設置しました場所は東京都内のライブハウスになります。昨年の2023年に、騒音測定のご依頼頂き、既存扉の遮音性能の数値を弊社で測定しました。その結果、扉を開けた状態と閉めた状態で約24dBの減少が確認できました。しかし既存の扉のデメリットとして、重量があり女性一人では扉の開閉ができないような状態でした。そこで、既存の鉄製防音扉を回収し、軽量且つ既存の遮音扉と同等の防音効果がある、弊社の防音パネルを用いた防音扉を製作・設置をしたという経緯になります。
遮音性能(音が壁などを通過する際にどのくらい減衰するか)は、重量があればあるほど上がりますが、今回の事例の様に、扉などの開け閉めや運搬が難しくなるため、扱いにくさが懸念されます。そこで今回選定したパネルが『一人静 タイプL薄型』です。『一人静 タイプL薄型』は厚さ42mm、17kg/㎡と軽量ですが、特殊ケイカル板という、石膏ボードとアルミ板を組み合わせることにより、遮音性能がより上がる製品となります。
既存の防音扉の回収と設置について
最初に既存の防音扉を回収します。ちなみに既存の防音扉を外した際に運搬を3人で行ったのですが、男性3人でも持ち運びができなかったため、扉を切断して運搬を行うほどの重量がございました。
次に扉の受け(木製フレーム)部分を塗装します。下の写真は塗装前の状態であり、防音扉の色と扉の受けの色を統一させるために、塗装を行いました。
次に鋼板と弊社防音パネル『一人静タイプL薄型』で製作した防音扉を設置し完成となります。
弊社防音パネルは軽量且つ高性能
今回はライブスタジオの防音扉についてお話させていただきました。新たに設置した扉は、大人の男性3人でも運搬が困難であるほどの重さのある遮音扉と同等の効果があり、大人2人ないしは1人でも運搬可能であるため、弊社防音パネルの性能の良さを改めて感じることが出来ました。重さがなくても音を低減ができることにより、今回のような、常に開け閉めを行うような扉でも、弊社防音パネルは大活躍いたします。
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