不活性ガス循環精製機の騒音対策~お客様施工用に『一人静タイプZ』を使用したクリーンルーム用防音パネルを加工
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
自炊をしていると、料理のマイブームがあるのですが、最近は何回目か分からないパスタがマイブームになっています。洋風パスタ料理は色々作ることができるのですが、和風パスタのレパートリーが全然ないので今回は色々挑戦しています。今のところ和風か少し怪しい所ですが、明太子パスタが一番美味しくできたので、新たなパスタ料理のレパートリーに加わりました。ブームが続いている内にもう少し試行錯誤してみたいと思います。
余談はここまでにして。今回は『クリーンルーム向け防音パネル』をご紹介したいと思います。
設置箇所の状況に合わせたパネルのご提案
今回ご相談頂いた内容ですが、クリーンルーム内に設置している不活性ガス循環精製機の稼働音が大きく、従業員より対策の相談があった為、労働環境改善できるように騒音対策を行いたいと、弊社にお問い合わせを頂きました。
今回対策を行う機械は、クリーンルームに設置されているということもあり、本案件では『一人静タイプZ』にて防音パネルの製作を進めることとなりました。弊社の防音パネルは、『一人静タイプA』『一人静タイプZ』のどちらも防塵性能はございますが、今回は、設置防音カバーを定期的に取り外したり、物がぶつかる可能性があるということで、経年劣化や物が当たった際の変形で、発塵が発生する可能性がある『一人静タイプA』だと、将来的に不安があるということで、吸音部分をパンチングやフィルムによって保護を行われている『一人静タイプZ』を選定致しました。
WEB会議での擦り合わせを経てスピーディーに仕様決定
本案件では、お客様よりお問い合わせを頂いた後に、対策を行う機械の資料をお客様よりメールにて送っていただき、資料を元に弊社にて防音パネルの図面の制作を進めていきました。一度出来上がった図面を元にweb会議にてお客様とすり合わせを行い、希望する仕様や、初めに頂いた資料では、不透明だった部分を修正し、製品図面を完成させ、防音パネル製作を開始しました。
今回の案件は、対策を早めに行いたいという事と、現場確認を行う日程がお客様と合わなかった事もあり、対策機械やその周囲の資料をweb会議等で詳しく頂くことにより、防音パネルの仕様を決定致しました。基本的にご相談を頂いた際は、可能な限り現場にお伺いして、私どもが採寸を行い、対策のご提案を行っておりますが、今回のように、お客様の現場にお伺いすることなく仕様を決めることも可能となります。
お客様側で施工を行うためパネルのみ納品
弊社よりご提案させて頂いた仕様で、お客様にご納得頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音パネルの仕様や製作期間は下記となっております。
防音パネル仕様
- パネル枚数:16枚
- パネル寸法:500×500前後
- 製作期間:1ヶ月
今回の案件では、お客様にて支柱材等を準備し施工を行なう為、弊社ではパネルのみの加工対応を行い、一つ一つ検品作業を行い納品致しました。
納品後、お客様より「機械付近で会話を行うことが難しかったが、会話を行うことができる程度には音が下がったのが実感できる」というお声を頂くことが出来ました。
今回は『クリーンルーム向け防音パネル』をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、対策方法にお悩みの場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談は、些細な事でも構いませんので、ご気軽にお問い合わせください。