防音対策用の下地構造材『一人静 音シャットフレーム』~仕様や施工方法をご紹介
皆様こんにちは、ソリューション事業部の田中です。
早いもので来月から12月となり、年の終わりを意識する時期になって参りました。静科の近況としましては、有難い事に、現場の施工や新規の御相談など、数多くのお問い合せを頂いております。
また、最近立て続けに頂いたお問い合せの中で、個人宅に施工出来る床面の防音工事についての御相談が御座いましたので、床面防音工事の際に使用する『一人静 音シャットフレーム』をご紹介をさせていただきたいと思います。
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音シャットフレームとは
弊社が取り扱っております『一人静 音シャットフレーム』とは、吸音パネルとは異なり、フレームそのものが音を吸収する製品では御座いません。こちらのフレームを並べて設置する事で、床や壁に対して音や振動が伝わらないよう、浮き構造になるよう設計されており、床の防振対策や壁の振動防音の対策にご活用頂けます。
最近頂いたお問い合わせでは、個人で音楽作家をされているお客様から、自宅とは別に賃貸物件の1室に作業部屋を設ける計画にあたって、下の階への振動を抑える施工について御相談を頂きました。その他には、部屋を貸す側のお客様から、最近増加しているパーソナルジムとして1室を貸し出す際に、トレーニング器具を持ち上げたり、置いたりする音の対策を検討しているといった内容でご相談がございました。
これまでは、『一人静 音シャットフレーム』を使用した施工事例案件は企業様からの依頼が中心でしたが、最近では、音響エンジニアや個人のお客様からのお問い合わせも増えてきております。
施工方法
工法としましては、床面に図のようにフレームを敷き詰め、その隙間を埋める様に吸音材のロックウールを敷き詰めます、その上に合板、遮音シート、フローリングを重ねて敷く事で吸音性能と遮音性能を高めて対策を行う事が可能です。お伝えする施工方法はあくまで1例であり、お客様のご予算感や、要望によって、使用部材を変更する事が可能です。
例えば、ロックウールの代わりにホワイトウールに変更し、合板の厚みは変えず、制振遮音材の上にお客様の要望で仕上げの床面を木目張や、Pタイルのようなデザインに変更した御見積をご提案することも可能です。
特に決まった施工方法はないため、施工内容や金額をご説明した上で、設置予定範囲や、ご希望の防音性能等、お客様の要望に添った内容でお見積りいたします。今回の記事でご紹介した事例に近い内容でお困りの方は、是非とも弊社に御相談下さい。