【Inter BEE 2023 展示予定】簡易防音室の製作~設置方法や仕様を模索し価格を変えず高品質を追求
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
料理を行う知り合いから、ホットクックという料理機がとても便利ということを聞いて、気になり情報を色々調べて、購入を検討するところまで考えるようになりました。そんな中、通販サイトにてセールが行われることが分かったので、期待してセール開催日に価格を見た所、セール前より価格が上がっていて驚きました。これからは価格の推移とにらめっこする時間が増えそうです。
余談はここまでにして。今回は2023年度Inter BEEにて展示予定である『簡易防音室』をご紹介したいと思います。
軽量化により利点が増えつつも改良点も露呈
去年度のInter BEEでも簡易防音室の展示はさせて頂きました。前回の簡易防音室では、できる限り軽量にしつつ、吸音効果を落とさない仕様にて製作を行いました。性能としては、人の声となり中高音域の音を『約10dB程度低減』行うことができ、パネル1枚の重量も『約8kg程度』で大人一人で持ち運びが可能な物となることで、組み立てを一人で簡単にできる仕様となりましたが、会場にて、繰り返し使用して頂くことから気づく点や、お客様からの直接のお声から、様々な改良点も見つかりました。
来場者様から多かった意見
改良点は様々ありましたが、複数お声を頂いたのは、「軽量化を行いお手軽な所は良いが、その分安定感が弱かった」という点でした。
軽量化を行うことで、パネル同士を接続する部材も小型化を行いましたが、その結果、価格面や重量面では良い方に向かったものの、ご指摘があったように、防音室が組み上がった状態でも、大人がもたれかかると動いてしまうことや、接続部材が小型な為、隙間部分ができてしまうという、防音室として致命的な部分もありました。
可能な限り価格は変えずより高品質な製品を開発
今回進めている防音室の仕様としては、以前製作を行っていた防音室から、できる限り金額が変わらないようにしつつ、まずは防音室の強度を上げることを目指しました。
弊社独自の枠を使用して組み立てることも可能でしたが、それでは設置を簡単に行うことが困難になることが想定されたため、床部分の構造体をアルミフレームで組み立てることにしました。構造体を作ることで、部屋の構造を簡単に決めることができることや、仕様変更や拡張を行うことが可能になり、お客様にて組み立てを行う際も、問題なく組み立てることで可能になります。
フレームでの構造体とすることで、防音パネルをフレーム部分にはめ込む仕様になることで、パネル設置が容易になりつつ、防音室が完成した後も、パネルを入れ替えることで、配線口や吸気口の追加等の仕様の変更を行うことが可能になります。
『Inter BEE2023』のご紹介
上記でご紹介した防音室や、その他弊社製品である様々な防音材を、2023年11月15(水)~17(金)に幕張メッセにて開催の『Inter BEE2023』にて展示いたします。また、今回ご紹介させて頂いた防音室と別仕様の防音室内部で音楽を試聴することができるブースもございます。皆様のご来場、お待ちしております。
ご来場の際には、事前登録を行い、入場証をダウンロードして頂きますと、当日にスムーズにご来場できます。
- 開催日:2023年11月15日(水)~17(金) 10:00~17:30
- 会場:幕張メッセ
- 小間番号:1309 株式会社静科
- 展示会サイト:Inter BEE2023