防音ボックスに使用する簡易防音キャップを製作~コストをかけずに開口部を塞ぐ方法
みなさんどうもこんにちは。製造部の大澤です。
私は4年ほど通勤でバイクを使っているのですが、シールドの細かい傷が許容できる範囲を超えてきたため、先日新しい物を買いに行きました。シールドに特にこだわりが無いため、クリアのものと合わせてピンロックも購入しました。ピンロックというのは層を増やすことで曇りにくくするための機構です。2つ合わせて1万円と痛い出費でしたが、快適な視界が手に入ると思えば安い物です。もうすぐ寒い季節に入ってしまうため、今のうちに快適なバイクライフを送りたいです。
さて、今回は私が自作しました『防音材を用いた簡易キャップ』のご紹介です。
簡易防音キャップ製作に至った経緯
今回こちらを考えた経緯ですが、私が製作を担当している案件のお客様より「開口部に防音材で蓋を付けて欲しい」とのご要望を頂いた事がきっかけでした。工場にある素材で簡単に作れる構造を模索し、このような構造としました。防音ボックスについては現在製作途中ですので、完成次第、後日またブログにてご紹介させていただきたいと思います。
簡易防音キャップ製作に使用した素材
- アルミ板(遮音材)
- ウレタンスポンジ(吸音材)
- 配線コード用のキャップ
- m6ビスとナット
- 接着剤
簡易防音キャップの作り方
まずウレタンスポンジをホールソーにてΦ40mmでくり抜きます。次にアルミ板をΦ40の開口に合わせて42mm四方にカットして中央に7.0mmの貫通穴を開け、角をヤスリで丸くします。そして貫通穴にナットを挟むようにしてビスを通します。
接着剤でアルミ板と配線キャップを接着します。何度も使用すると見込んでいるので接着剤は付けすぎるくらいがちょうど良いと思います。
さらに接着剤を配線キャップの内側に塗り、ウレタンスポンジを接着します。こちらも接着剤をあふれさせるくらい入れて良いと思います。
その状態で半日ほど乾かしたら完成です。
簡易防音キャップを取り付けてみた感想
今回キャップを付けたかった場所は、上記写真のΦ40mmの開口部です。取付け後の写真が下記です。
アルミとウレタンの間に用いた配線用キャップがΦ40mm用なのもあって、ぴったり密着感が出ました。内側に吸音材、外側に遮音材を使っているので防音性能もバッチリです。今回はこの開口部の下にさらに開口が来るため、キャップの蓋のサイズは最小にしましたが、余裕があるならもう少し大きく作るのも良いかもしれません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は、『防音材を用いた簡易キャップ』のご紹介となりました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。具体的な話でなくとも些細な相談でも問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。