サイレンサーによるダクトの騒音対策について~「一人静タイプL薄型」採用で15db程度低減
みなさんどうもこんにちは。製造部の大澤です。
先日学生時代の友人たちと久々に顔を合わせてきました。その友人たちは軽音サークルに入った時に一番初めに組んだバンドメンバーたちです。当時はみんなそれなりに尖った一面を持っていた印象でしたが、外見も中身も揃いもそろって丸くなっていました。今ではインテリアの一部と化している私のベースですが、またいつか使ってあげようと心に決め、とりあえずもう少しインテリアでいてもらいます。
さて、今回は「ダクト用サイレンサー」のご紹介をしていきます。
ダクトの騒音対策について
弊社では、ダクトの騒音対策についてお問い合わせがあった場合、上にある写真のように弊社防音パネルをダクトの排出口に被せるような提案をさせて頂いています。拳銃の先につけるサプレッサーのようなイメージです。
サプレッサー(英: Suppressor:“抑制するもの”、“抑制器”の意)は、銃の発射音と閃光を軽減するために銃身の先端に取り付ける筒状の装置の総称である。
サプレッサー(wikipedia)
そうすることによって、ダクトから発生した音をパネルが吸音・遮音し、騒音を抑えることができます。
使用パネルについて
ダクトの騒音対策には、弊社一人静シリーズより、「一人静タイプL薄型(旧Aプレミア)」を用いることが多いです。こちらは「一人静タイプA」の基本構造に石膏ボードを加えることにより、遮音性能を高めたものになります。ダクトから発生する騒音は主に低い音です。低音は振動が同時に発生するものが多く、軽い防音材だと振動に逆らうことができず、防音効果が薄れてしまいます。
弊社製品の売りは軽さですが、あえて石膏ボードを入れて重量を上げ、振動しづらくしています。また、弊社パネルは共通で白の焼き付け塗装をおこなっているので、屋外でも長期的に外観を保つことができます。内部の吸音材も特殊な構造で性能を維持できるため、設置後にメンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。
「一人静タイプL薄型」を用いて、ダクトの騒音対策を上記のように行った場合、施工実績から75db→60dbと15db程度の減少が見込めます。これがどのくらいかというと、大型の掃除機の稼働音が話し声程度になるということです。
これよりコストを抑えたい場合は「一人静タイプA」、もう少し効果が欲しい場合は「一人静タイプL」、熱対策をしたい場合は「一人静タイプD」と弊社は様々な選択肢を設けております。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするのか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。具体的な話でなくとも、些細な相談で問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。