室外機やチラーの過去の騒音対策事例を3つご紹介
こんにちは、株式会社静科営業の田中です。
７月に入り、あまりの暑さにエアコンを使用する頻度が高くなってきていることと思います。実は最近、室外機や、ヒートポンプ式の給湯器「エコキュート」から発生している騒音に対して、対策を行いたいとのお問い合せが増えてきております。
そこで今回のブログテーマは、これまで当社が施工してきました、室外機、大型室外機（チラー）に対する騒音対策事例を3点ご紹介いたします。
室外機の騒音対策事例～室外機専用パネル使用
まず一点目は、屋外に設置されております、エコキュートの騒音対策のご紹介です。
関連記事：「室外機・エコキュートの騒音対策～低音域から高音域の対策と反射音の対策の2点が重要」
室外機は、ファンの回転による風切り音や、モーターが駆動する音によって騒音が発生致します。また、夜間も作動し続けることもあり、特に騒音問題として発生する事が多いです。音の種類としましては、「ウーン」「ブーン」といったような、低くうなるようなモーター音であり、周波数が100ヘルツ以下の低周波となります。
こちらは、縦に二つファンがついている室外機の対策ですが、当社の「室外機・エコキュート用防音パネル」を使用した、特注の製品で対策を行い、直近1mで70~72dBだった音がパネル設置後には60~61dBまで低減させることが出来ました。こちらの商品は、低音への吸音効果を持っているため、反響音を効果的に緩和させる事が可能です。
・関連ページ「室外機・エコキュート用防音パネル」
・業務用室外機の騒音対策事例～4面体の防音壁で対応
続きまして二点目は、工場敷地内にあるチラーの騒音対策のご紹介です。
関連記事：「工場敷地内チラーの騒音対策～現場状況に合わせた4面体防音壁を作成」
こちらは、設置してある場所が住宅地に近いため、近隣住民の方へ配慮し対策を行いたいとのご依頼でした。対策としては、騒音源を全て覆ってしまう事が理想ですが、排熱がこもることにより、機械にダメージが出てしまう事も考慮して、4面体防音壁にて対応させて頂きました。パイプが通っている部分に関しましては、切欠き部を作成しパイプ位置を変えずとも取付が可能となるように製作いたしました。
このように現場状況に合わせ、対策を行う事も可能です。
大型室外機（チラー）の騒音対策事例～専用の防音壁制作で対応
最後となります三点目は、大型室外機の騒音対策事例となります。
関連記事：「大型室外機の騒音対策で防音壁を新設＠東京都～基礎コンクリートが無くても施工可能」
施設内にあります大型室外機の騒音対策ですが、こちらも二点目と同様に、熱がこもってしまう事が懸念材料でありました、そこで庇付きの防音壁を作成し、音の回り込みを抑えるように対策を行いました。また、メンテナンスの面も考慮し、製品に出入りする為の扉も設けてございます。
最後に
いかがでしたでしょうか、静科ではそれぞれの現場状況に合った、オーダーメイドの騒音対策をご提案して参ります。どうぞ、ご遠慮なくお問い合せください。
