室外機・エコキュートの騒音対策~低音域から高音域の対策と反射音の対策の2点が重要
こんにちは、製造部岩崎です。
皆さまGWはどのように過ごされたでしょうか。私は近場にはなりますが箱根の温泉に日帰りで行ってきました。5月初旬の爽やかな気候で天気も申し分なく、日々の疲れがリフレッシュできました。駅付近で売っている揚げかまぼこが非常に美味しいので立ち寄った際は是非お試しになってみてください。
さて、本日の記事では、最近お問い合わせの増えている「室外機・エコキュート用パネル」をご紹介したいと思います。
室外機やエコキュートの騒音について
現在増えているお問い合わせとして、夜間の室外機・エコキュートの運転音による騒音があります。夜間は周囲の音も小さくなり、自宅で空調やお風呂を使う人が増える時間ですので騒音がより顕著になります。
これらの機械ではファンの回転による風切り音と、モーター駆動による低音、2種類の音の複合音が大きな問題となってきます。また、室外機の設置される場所は屋外で建物の壁に挟まれる場所が多く、増幅する反射音も懸念材料となります。
したがって、室外機・エコキュートの近隣への対策の際は「低音域から高音域まで対策できる」「反射音の対策ができる」という2つの観点に注意する必要があります。
室外機・エコキュート用防音パネルを販売
このようなお問い合わせに対する対策として、静科では「一人静シリーズ」を用いた室外機・エコキュート用防音パネルをご用意しております。一人静シリーズは上記の「低音域から高音域の対策」「反射音の対策」を一度にクリアできる防音材で、室外機・エコキュート騒音対策にもぴったりの製品となります。
設置方法は簡単で、パネルの吸音面(メッシュ面)を騒音源に向け、付属のスタンドにパネルをセットしてビス留めするだけです。風などによる転倒対策としてアンカー固定や杭打ちによる地面との固定を推奨しておりますが、地面との相性もございますので、その都度ご相談頂ければ幸いです。
また、上記の写真は、室外機用パネルの高さを上げた特注の製品なのですが、こちらの様子は設置後の効果検証の測定実験を行っているものになります。この時の測定実験では、直近1mで70~72dBだった音がパネル設置後には60~61dBまで低減しております。敷地境界などで測定する場合はこれに距離による減衰が更に加わるので、より高い減衰値が望めます。
静科では製品の生産・加工・施工だけでなく、写真のように測定をしたうえで簡易報告書の作成も承ることが可能ですので、合わせてご検討宜しくお願い致します。