プラスチック粉砕機の防音ボックス@九州~採寸から設置まで対応~約20dbの騒音低減に成功
皆さんこんにちは。製造部の花田です。先日久し振りにラジオ体操を行ったのですが、体の至る所から「パキパキ」という音が鳴り、年齢を感じてしまいました。日頃から適度な運動が大事ですね。
さて、本日ご紹介しますのは「粉砕機用防音ボックス」です。粉砕機の騒音でお悩みの方がいましたら是非1度お読みください。
現場にお伺いし採寸や仕様を打ち合わせ
今回ご相談下さったのは、とあるプラスチック加工業者の方でした。プラスチックを破砕するための機械からの騒音が酷く、環境を良くする為に今回ご相談くださいました。今回はメンテナンスの為に扉での開閉が必要との事でした。場所は九州でしたが、実際に採寸を行い、仕様の打ち合わせ等必要ですので、現場にお伺いして採寸を行いました。
今回現場でヒアリングを行っていくなかで、「機械の正面、及び天面を開口出来るようにしたい」とのご相談を受けました。一般的な防音材であるグラスウール等ですと、剛性を出すために鋼板を使う必要がありますので、こういった加工が難しくなりますが、弊社の製品はアルミで出来ていますのでこういったご相談に答えることが可能です。
扉の重さや作業のしやすさに配慮した設計
最上部の写真が実際に製作した防音ボックスです。正面の扉ですが、全てを一枚の扉にすると重くなりすぎてしまうため、今回は上下で分割しました。上部の扉に関しては、作業の際に開くことが多いとのことでしたので、今回は開閉しやすい「観音扉」の仕様で設計致しました。観音扉の受けの部分には、ネオジム磁石を取り付けており、ロックの補強が出来る様になっています。
天板も扉を取り付けており、上部から部材を入れることが可能になっております。天面の扉には「トルク蝶番」という、反発力が強い蝶番を取り付けており、解放時にも重力で落ちてきにくい様になっております。
設置後は約20dbの騒音低減に成功
今回は、防音ボックス完成後、再度現場にお伺いし、設置も行わせて頂きました。置くだけですと、開閉の際に動いてしまう恐れがありますので「女ねじアンカー」を打ち込み、そちらに固定致しました。設置にかかった時間は、およそ5時間となりました。
設置後騒音測定を行い、設置前は約100dBでしたが、設置後は約80dBと約20dBの低減に成功しました。設置前は機械の稼働中に会話をすることが難しかったのですが、十分会話が可能なレベルに音が低減され、お客様にもご満足頂けました。
弊社の製品は様々な状況に対応可能です。何か騒音でお悩みの方がいましたら是非一度弊社にお問い合わせください。